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- 2010.09.09 葛(クズ)
- 2010.09.08 浜苦菜(ハマニガナ)
- 2010.09.07 海蘭(ウンラン)
- 2010.09.06 浜女郎花(ハマオミナエシ)
- 2010.09.04 反魂草(ハンゴンソウ)
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葛(クズ)はマメ科クズ属の蔓性多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山野に普通に生える。
沖縄にも帰化している。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピン、インドネシア、ニューギニアなどにも分布する。
地を這ったり他の木に絡みついたりしながら伸びる。
草丈は10メートルから15メートルくらいになる。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)、
小葉の形は卵円形や楕円形で、浅く3つに裂けるものもある。
葉には長い柄があり、裏面には白い毛が密生する。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色をした蝶形の花をたくさんつける。
花には甘い香りがある。
秋の七草の1つである。
肥大した根からは葛粉がとれる。
葛粉は葛切りや葛餅などの原料となる。
根を干したものを生薬で葛根(かっこん)といい、発汗・解熱剤とされる。
俳句の季語は秋である。
写真は8月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Pueraria lobata
★車窓から何度も見たよ葛の花
やっと撮れたな綺麗な姿
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浜苦菜(ハマニガナ)はキク科ニガナ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、海岸の砂浜に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、ベトナム、カムチャツカ半島などにも分布する。
草丈は5センチから15センチくらいである。
茎は砂地の中を這って伸びる。
葉は長さが3センチくらいで、手のひら状に3つから5つに裂ける。
葉はやや肉厚である。
葉には長い柄があるが、砂地の中にもぐっている。
開花時期は4月から10月である。
葉の脇から長い花の柄を出し、花径2、3センチの黄色い花(頭花)をつける。
頭花は15枚から20枚の舌状花からなる。
別名を浜銀杏(ハマイチョウ)という。
葉が「銀杏」に似ていることからつけられた名である。
写真は9月に富山県氷見市で撮った。
学名:Ixeris repens
★ふと見れば砂に埋もれてただ一輪
浜苦菜咲く静かな浜辺
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海蘭(ウンラン)はゴマノハグサ科ウンラン属の多年草である。
日本固有種である。
北海道、本州、四国北部に分布し、海岸の砂地に生える。
名の由来は、海岸に生え花が蘭(ラン)に似ているところからきている。
草丈は10センチから30センチくらいである。
茎は枝分かれをして斜上ないし匍匐する。
葉は楕円形をしており、肉質で分厚く緑白色である。
葉は向かい合って生える(対生)か束になって生える(束生)。
茎の上部では互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月である。
茎先に中央が黄色く周りが白い唇形の花を数個つける。
花冠の先は唇形で上下に裂けるが、虫が来るまで閉じている。
これは仮面状花冠と呼ばれている。
花の形は園芸品種の金魚草(キンギョソウ)によく似ている。
写真は9月に富山県の氷見市で撮った。
学名:Linaria japonica
★ひっそりと砂浜に這う海蘭は
爽やか色で風に吹かれて
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浜女郎花(ハマオミナエシ)はオミナエシ科オミナエシ属の多年草である。
北海道と本州に分布し、海岸に生える。
分類上は、女郎花(オミナエシ)の変種とされている。
基本種との違いは、草丈が低く葉が分厚いことである。
草丈は30センチから40センチくらいである。
葉には羽状の切れ込みがあり、向かい合って生える(対生)。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎の上部で枝分かれをして散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、黄色い小さな花をたくさんつける。
1つ1つの花は合弁花で、先が5つに裂けている。
裂片の先は丸い。
写真は8月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Patrinia scabiosaefolia var. crassa
★浜辺には浜辺に見合う姿あり
背丈も低く浜女郎花
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反魂草(ハンゴンソウ)はキク科キオン属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地から高山の湿った草地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリア、カムチャツカ半島、サハリン、アリューシャン列島にも分布する。
草丈は1メートルから2メートルである。
葉は羽状に3つから7つに深く裂け、互い違いに生える(互生)。
近縁種の黄苑(キオン)とよく似ているが、こちらは葉が裂けない。
開花時期は7月から9月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、たくさんの黄色い花(頭花)をつける。
花径は2センチくらいである。
真ん中にたくさんの筒状花があり、周りに舌状花がつく。
アイヌの人びとは葉や茎を食用や薬用にしたという。
名の由来としては、薬効から「魂を甦らせる草」としたという説がある。
写真は8月に立山の室堂平で撮った。
学名:Senecio cannabifolius
★雪田を黄色に染めて花開く
反魂草に目を奪われて
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