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- 2010.09.15 屁糞葛(ヘクソカズラ)
- 2010.09.14 犬薄荷(イヌハッカ)
- 2010.09.13 八丈菜(ハチジョウナ)
- 2010.09.12 曙草(アケボノソウ)
- 2010.09.11 蝦夷胡麻菜(エゾゴマナ)
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屁糞葛(ヘクソカズラ)はアカネ科ヤイトバナ属の多年草である。
すごい名前だが、別名を灸花(ヤイトバナ)ともいう。
名の由来は、草全体がいやなにおいを放つ蔓性の植物というところからきている。
万葉の時代にも「くそかずら」の名で詠まれているが、それに「屁」もついたわけである。
灸花(ヤイトバナ)のほうは、花の中心部の形がお灸の跡に似ているところからきている。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端や空地などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピン、インドシナ半島、インドなどに広く分布する。
葉は楕円形ないし細めの卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖る。
茎は長く伸びて蔓になり、左巻きで他のもに絡む。
開花時期は7月から9月である。
葉の脇から短い集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白い花を疎らにつける。
花冠は長さ10ミリくらいの釣鐘形で、先は5つに裂ける。
筒部は白く、中央が紅紫色をしている。
花の後には光沢のある黄褐色の実をつける。
俳句の季語は夏である。
写真は8月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Paederia scandens
★拗ねないで花を咲かせてみようかな
まあるくなってぶらぶらぶらり
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花図鑑
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犬薄荷(イヌハッカ)はシソ科イヌハッカ属(ネペタ属)の多年草である。
原産地はヨーロッパから西アジアにかけた一帯である。
植物名に「犬」の字がつくと「劣る」とか「役に立たない」という意味になる。
この場合は「薄荷」に似ているがメントール成分を含まないということになる。
英名はキャットニップ(catnip)である。
「猫が噛む草」という意味である。
この草の精油にネペタラクトンという猫を興奮させる物質が含まれていることからきている。
猫も喜ぶが、ハーブとして人間にも役立つ薬用植物である。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎は直立し、よく枝分かれをする。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉は軟毛に覆われており、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から9月である。
枝先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、唇形をした白い花をたくさんつける。
下の唇のつけ根には濃い赤紫色の斑点がある。
雌しべの先端は濃い紅色である。
別名を筑摩薄荷(チクマハッカ)ともいう。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Nepeta cataria
★東西で違っているよ名づけ方
キャットニップが犬薄荷とは
☆犬薄荷可愛い小花つけながら
猫も人にも役立つ草よ
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花図鑑
八丈菜(ハチジョウナ)はキク科ハチジョウナ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、海岸の砂地や荒地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、アルタイなどにも分布する。
和名の由来は、八丈島の原産と誤認されたことによるという。
草丈は30センチから100センチくらいである。
地下茎を伸ばして増え、茎は直立する。
葉は長めの楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には柄はなく、つけ根は茎をわずかに抱く。
葉の裏面は白っぽい。
葉が羽状に裂けるのは変種の台湾八丈菜(タイワンハチジョウナ)である。
開花時期は7月から10月である。
茎先で枝分かれをし、花径3、4センチの黄色い舌状花からなる頭花を数個つける。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は15ミリから20ミリくらいで、密に毛が生える。
野芥子(ノゲシ)の仲間で、葉や茎を切ると白い汁が出る。
写真は9月に氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Sonchus brachyotus
★蒲公英によく似た花をつけて咲く
海の香りに引き寄せられて
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花図鑑
曙草(アケボノソウ)はリンドウ科センブリ属の越年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の湿原や沢沿いに生える。
海外では、中国やヒマラヤなどにも分布する。
草丈は50センチから100センチくらいである。
茎の断面は四角い。
葉は長めの卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には縦に3本の葉脈が目立つ。
開花時期は9月から10月である。
茎の上部の葉の脇で枝分かれをして、その先に花を1つずつつける。
花の色は白ないしクリーム色である。
花冠は5つに分かれ、内側に少しめくれる。
花びらの中央には黄緑色の2つの蜜腺があり、先のほうは緑黒色の斑点が散りばめられている。
名の由来は、この斑点を夜明けの星座に見立てたものである。
花の真ん中にはとっくりのような花柱(雌しべ)があり、5本の雄しべが取り囲む。
萼片は5枚で、先は尖る。
別名を吉野草(ヨシノソウ)、吉野静(ヨシノシズカ)ともいう。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Swertia bimaculata
★夢ならば覚めてくれるな曙の
空に浮かびし星のまたたき
☆妖精のお気に入りなの曙草
胸元飾るボタンにも似て
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花図鑑
蝦夷胡麻菜(エゾゴマナ)はキク科シオン属の多年草である。
北方領土を含む北海道から東北地方の北部にかけて分布し、草地や林の縁などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
分類上は、本州に分布する胡麻菜(ゴマナ)の基本種とされている。
違いは、本種のほうがやや大きく、短い毛が多く生えることである。
草丈は100センチから170センチくらいである。
茎は直立をし、上部で少し枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面には細かい毛がたくさん生えており、裏面には腺点(蜜を出す孔)がある。
上部へいくほど葉は小さくなり、先では線形となる。
開花時期は8月から10月くらいである。
茎先で細かく枝分かれをし、先に花径15ミリくらいの白い花(頭花)をつける。
頭花は真ん中にある黄色い筒状花とその周りを囲んだ白い舌状花からなる。
和名の由来は、芽生えの様子が「胡麻」に似ていることからきている。
写真は9月に帯広市野草園で撮った。
学名:Aster glehnii
★端麗と言うには少しはばかるが
賑わい見せて蝦夷胡麻菜咲く
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