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植物図鑑ブログ

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柚香菊(ユウガギク)

柚香菊(ユウガギク)はキク科ヨメナ属(シオン属)の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方から近畿地方にかけて分布し、草地や道端などに生える。
一般に野菊と呼ばれる種類の1つである。
草丈は40センチから150センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁は羽状に切れ込む。
茎はよく枝分かれをし、斜めに張り出す。
開花時期は6月から10月である。
マーガレットを小形にしたような花径2、3センチの花(頭花)を茎先につける。
花の色は白ないし白に近い紫色で、真ん中の筒状花は黄色い。
名の由来は、柚(ユズ)に似た香りのする菊ということからきている。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Kalimeris pinnatifida(=Aster iinumae)


★道端をきれいに飾る柚香菊
 青空の下白さ目に滲み


柚香菊(ユウガギク)

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丸葉縷紅草(マルバルコウソウ)

丸葉縷紅草(マルバルコウソウ)はヒルガオ科ルコウソウ属の一年草である。
原産地は中央アメリカである。
日本へは江戸時代の末期に観賞用として渡来した。
今ではほとんど栽培されず、本州の関東地方から九州にかけて帰化し、空き地や荒地などで野生化している。
左巻きの蔓性である。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖っており、つけ根の部分は心形で葉柄がある。
開花時期は8月ら10月である。
ラッパのような形をした小さな花を次から次へに咲かせる。
花の色は朱赤色で先が5つに裂け、中心部は黄色い。
萼片は5枚、雄しぺは5本である。
一日花で、午後にはしぼんでしまう。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Quamoclit coccinea


★しっとりと染まる朱色は妖しくて
 小形なれども大人の風情


丸葉縷紅草(マルバルコウソウ)

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奄美酢漿草(アマミカタバミ)

奄美酢漿草(アマミカタバミ)はカタバミ科カタバミ属の多年草である。
漢字では「奄美片喰」とも書く。
鹿児島県の奄美大島に分布する。
海外では、オーストラリアにも分布する。
山地の渓流沿いの岩の割れ目に、コケと一緒に生える。
ダム建設による環境の悪化で個体数が減少している。
環境省のレッドブック(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
草丈は3センチくらいである。
茎はよく枝分かれをして地面を這う。
茎の長さは10センチから20センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、小葉の形は倒心形である。
両面に微毛が生える。
葉は日が陰ったり夜になると折りたたんだようになる。
開花時期は4月から10月くらいである。
茎先に1つずつ花をつける。
花径は5ミリくらいの小さな黄色い花である。
花弁数は5枚である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Oxalis amamiana(=Oxalis exilis)


★花開く姿をとうとう目にしたぞ
 お伽の世界か奄美酢漿草


奄美酢漿草(アマミカタバミ)

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蝦夷竜胆(エゾリンドウ)

蝦夷竜胆(エゾリンドウ)はリンドウ科リンドウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の近畿地方にかけて分布し、山地の草原などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
草丈は20センチから90センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の色は粉っぽい緑色である。
茎は赤みを帯びることが多い。
開花時期は9月から11月である。
茎先や葉の脇に長さ3センチから5センチの青紫色の花をつける。
花の色は、普通の竜胆(リンドウ)よりも濃い。
花は筒形で先が5つに裂け、日が当たると花の先の裂片が開く。
花の中には真ん中に花柱(雌しべ)があり、その周りに5本の雄しべがある。
切り花として売られているリンドウには本種の園芸品種が多い。
写真は9月に帯広市野草園で撮った。
学名:Gentiana triflora var. japonica


★透き通る青が眩しき立ち姿
 蝦夷竜胆は気品に満ちて


蝦夷竜胆(エゾリンドウ)

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細葉海蘭(ホソバウンラン)

細葉海蘭(ホソバウンラン)はゴマノハグサ科ウンラン属の多年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本へは大正時代の初期に観賞用や薬用植物として渡来した。
繁殖力が強く、北海道から近畿地方にかけて野生化し、道端や草地に生える。
草丈は20センチから80センチくらいである。
茎は円柱形で、直立する。
茎に毛は生えていない。
葉は線形で、互い違いに生える(互生)。
場合によっては、向かい合って生える(対生)たり、輪生するものもある。
開花時期は7月から11月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い花をたくさんつける。
花は日本にも自生する海蘭(ウンラン)とよく似ている。
花冠は長さ10ミリから15ミリくらいの唇形で、つけ根の部分に隆起した黄橙色の斑が入る。
上の唇は2つに裂け、下の唇は3つに裂ける。
花冠のつけ根の部分は下に伸びて、長さ1センチくらいの距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)になる。
萼片は5枚である。
英名はトードフラックス(toadflax)という。
トードはヒキガエル、フラックスは亜麻(アマ)を意味する。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Linaria vulgaris


★はるばるとやって来たけどこの土地も
 性に合うよと根を深く張り


細葉海蘭(ホソバウンラン)

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