選択したカテゴリーの記事一覧
- 2025.04.22 [PR]
- 2010.09.25 西洋人参木(セイヨウニンジンボク)
- 2010.09.24 アメリカ朝鮮朝顔(アメリカチョウセンアサガオ)
- 2010.09.23 玉簾(タマスダレ)
- 2010.09.22 河原母子(カワラハハコ)
- 2010.09.21 婆雀斑(バアソブ)
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
西洋人参木(セイヨウニンジンボク)はクマツヅラ科ハマゴウ属の落葉低木である。
原産地は南ヨーロッパから西アジアにかけた一帯である。
産地では実を香辛料にし、利尿剤など薬用にも用いられる。
英名はチェストツリー(chaste tree)である。
「貞操の木」という意味になり、この植物にまつわる神話や伝説がいろいろとある。
中国原産の人参木(ニンジンボク)の近縁種である。
「人参木」の名の由来は、葉の形が朝鮮人参(チョウセンニンジン)に似ることからきている。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は手のひら状の複葉で、向かい合って生える(対生)。
小葉5枚から7枚で1枚の葉となり、小葉の形は披針形である。
開花時期は7月から9月くらいである。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、唇形をした淡い紫色の小さな花をたくさんつける。
花の色は白いものもある。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Vitex agnus-castus
★爽やかな香りにのせて花つける
人参木の花は紫
今日の花ドットコム
花図鑑
PR
アメリカ朝鮮朝顔(アメリカチョウセンアサガオ)はナス科チョウセンアサガオ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
乾燥地帯に生え、また観賞用として栽培される。
日本へは明治時代に渡来し、観賞用として栽培されている。
全草が有毒植物である。
草丈は1メートルくらいである。
葉の表面や茎、枝に軟毛が生える。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から9月くらいである。
白い漏斗形の花を上向きに咲かせる。
花径は10センチ以上あり大きい。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、太くて長い棘がある。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Datura meteloides
★毒草と思えばどこか不気味だが
甘い香りに吸い寄せられて
今日の花ドットコム
花図鑑
玉簾(タマスダレ)はヒガンバナ科タマスダレ属の多年草である。
漢字では「珠簾」とも書く。
四季水仙(シキズイセン)という流通名がある。
属名のゼフィランサスの名でも流通している。
ゼフィランサスというのは、ギリシャ神話に登場する西風の神ゼフィロスと、アントス(花)を組み合わせた言葉である。
原産地はペルーである。
耐寒性が強く丈夫な花である。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
草丈は15センチから30センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は8月から10月くらいである。
直径3センチくらいの白い花を咲かせる。
花被片は6枚である。
葉の濃い緑色と花被片の白、それに雄しべの黄色の配色が美しい。
玉簾(タマスダレ)の名は、細長く円柱状の葉が集まっている様子を譬えたものである。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
俳句の季語は夏である。
学名:Zephyranthes candida
★空仰ぎ花びら広げ玉簾
どうぞわたしを忘れないでね
☆ふんわりと蕾膨らむ玉簾
花びら広げおしゃべりをして
今日の花ドットコム
花図鑑
河原母子(カワラハハコ)はキク科ヤマハハコ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、川原や海岸の砂地に生える。
分類上は山母子(ヤマハハコ)の亜種である。
学名に subsp. や ssp. のつくものが亜種である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
茎は地際から群がって生え(束生)、上部でも枝分かれをする。
葉は線形で幅1、2ミリと細く、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざがなく(全縁)、裏側に巻く。
基本種の山母子(ヤマハハコ)の場合は、葉の幅が5ミリから15ミリくらいと広い。
開花時期は9月から10月である。
花の咲く時期には下部の葉が枯れる。
茎先に頭花を散房状(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)につける。
花には両性花と雌雄花があり、異株である。
全草を干したものが、黄疸の薬になる。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Anaphalis margaritacea subsp. yedoensis
★白っぽい色が何やらチャーミング
河原母子は河原が似合い
今日の花ドットコム
花図鑑
婆雀斑(バアソブ)はキキョウ科ツルニンジン属の蔓性多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、平地や山地の原野や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、ウスリー地方、アムール地方などにも分布する。
「ソブ」というのは長野県木曽地方の方言で「ソバカス」を意味する。
花冠の内側にある斑点を、お婆さんの「ソバカス」に見立てたものである。
近縁種の蔓人参(ツルニンジン)をこの地方では爺雀斑(ジイソブ)と呼んでおり、それとの対比でつけられた名称である。
全体に爺雀斑(ジイソブ)よりは小形である。
蔓性で他の植物などに巻きつき、草丈は2メートルくらいになる。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の裏面に白い毛が生える。
開花時期は7月から9月くらいである。
茎先に長さ20ミリから25ミリくらいの緑白色をした鐘形の花を下向きにつける。
花冠の先は浅く5つに裂け、裂片は反り返る。
花冠の内側の上部は紫色で、下部には濃い紫色の斑点がある。
萼片は5枚である。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Codonopsis ussuriensis
★葉も花も小柄なれども婆雀斑は
内に潜めて色香忘れず
今日の花ドットコム
花図鑑
カウンター
カレンダー
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
楽天
カテゴリー
最新記事
(11/06)
(11/01)
(06/28)
(06/07)
(01/30)
(01/27)
(10/19)
(10/18)
(10/17)
(10/15)
最新トラックバック
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(09/01)
(09/02)
(09/03)
(09/04)
(09/05)
(09/06)
(09/07)
(09/08)
(09/09)
(09/10)