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夏蜜柑(ナツミカン)はミカン科ミカン属(キトルス属)の常緑小高木である。
キトルス属は分類法によるが160種くらいが東アジアからインドにかけて分布する。
本種の原産地は日本である。
江戸時代の中期に山口県の青海島に漂着した種を蒔いたことに始まり、暖地では現在まで果樹として栽培されている。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の柄には狭い翼がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先の葉の脇に香りの良い白い5弁花をつける。
花の後にできる実は大形の柑果(多心皮性の液果)である。
晩秋に実がなるが、とらずにおくと翌年の初夏に黄色く熟して食べやすくなる。
夏橙(ナツダイダイ)や夏柑(ナツカン)の別名がある。
山口県の県の花に指定されている。
俳句では「蜜柑の花」が夏の季語である。
花言葉は「清純」である。
属名の Citrus はギリシャ語の「kitron(箱)」に由来するラテン語で、レモンに対する古い呼び名である。
種小名の natsudaidai は日本語の「ナツダイダイ」のことである。
花の写真は5月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
実の写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Citrus natsudaidai
★白花は甘く酸っぱい香り乗せ
五月の空に笑顔を向けて

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屋久島木苺(ヤクシマキイチゴ)はバラ科キイチゴ属(ルブス属)の落葉低木である。
ルブス属は北半球を中心に数百種が分布する。
また、多くの栽培品種が作出されている。
日本ではこの仲間を木苺(きいちご)と総称しており、属名の和名をキイチゴ属という。
本種は日本固有種である。
鹿児島県の屋久島のほか愛媛県、福岡県に分布し、山地に生える。
屋久島では標高1000メートルを超える地域に多いという。
別名を屋久島苺(ヤクシマイチゴ)ともいう。
長葉紅葉苺(ナガバモミジイチゴ)や紅葉苺(モミジイチゴ)の近縁種である。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝や葉の柄には棘がある。
葉は卵形で5つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の裏面は、葉脈が赤味を帯びる。
葉の質は薄く、艶はない。
開花時期は4月から5月である。
花の色は白く、花径は2センチから3センチくらいの5弁花である。
花の後にできる実は、小さい球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)がたくさん集まってできた集合果である。
結実期は5月から6月である。
実は淡い黄橙色に熟し、食べられる。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の palmatus は「手のひら状の」という意味である。
変種名の yakumontanus は「屋久島の山地に生える」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Rubus palmatus var. yakumontanus
★屋久島の千メートルの山の上
こぼれるように白花見せて

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苔珊瑚(コケサンゴ)はアカネ科コケサンゴ属(ネルテラ属)の多年草である。
ネルテラ属は世界に10種くらいが分布する。
日本にも奄美大島固有種の奄美泡苔(アマミアワゴケ)が分布する。
苔珊瑚(コケサンゴ)が代表種で、属名の和名もコケサンゴ属という。
文献によってはアリサンアワゴケ属とされることもある。
これは台湾固有種の阿里山泡苔(アリサンアワゴケ, Nertera nigricarpa)に由来する呼び方である。
本種は、中南アメリカや南太平洋諸島、東南アジア、台湾、オーストラリア、ニュージーランドなどに広く分布する。
日本では鉢植えにして果実を鑑賞している。
草丈は10センチから30センチくらいである
細い茎が枝分かれし、匍匐して広がる。
根際から生える葉は心臓形である。
開花時期は4月から5月である。
花径3ミリくらいの小さな淡い緑白色をした目立たない花をつける。
花の後にできる実は直径6ミリくらいの円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、オレンジ色に熟する。
結実期は長く、5月から12月くらいである。
園芸品種には実の色が黄色や白のものもある。
花言葉は「そっとしておいて」である。
属名の Nertera はギリシャ語の「nerteros(背の低い)」からきている。
種小名の granadensis は「コロンビア(旧名New Granada)の」という意味である。
写真は5月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Nertera granadensis
★背は低くだけど鈴なり苔珊瑚
ほうと驚きカメラに収め

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チューリップはユリ科チューリップ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方から中央アジアにかけた一帯である。
17世紀のオランダで熱狂的なブームを巻き起こした。
今日では園芸品種の数は4000種を超えるという。
マーベルもその中の1つである。(チューリップ図鑑参照)
マーベルには「驚き」の意味がある。
中生咲き(4月中旬から5月上旬)のトライアンフ系 (T:Triumph) に含まれる。
トライアンフ系というのは、一重早咲き系(SE:Single Early)と一重遅咲き系(SL:Single Late)の交配種である。
草丈は中茎(40センチから55センチ)である。
根際から生える葉は帯状である。
花の色は純白である。
切り花にも用いられる。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
写真は4月に国営昭和記念公園で撮った。
学名:Tulipa 'White Marvel'
★静やかな花の姿に気も休まる
見つめていたいホワイトマーベル

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チューリップはユリ科チューリップ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方から中央アジアにかけた一帯である。
17世紀のオランダで熱狂的なブームを巻き起こした。
今日では園芸品種の数は4000種を超えるという。
シナエダブルーもその中の1つである。(チューリップ図鑑参照)
オランダで作出された品種である。
中生咲き(4月中旬から5月上旬)のトライアンフ系 (T:Triumph) に含まれる。
トライアンフ系というのは、一重早咲き系(SE:Single Early)と一重遅咲き系(SL:Single Late)の交配種である。
本種は一重遅咲き系(SL:Single Late)に分類されることもある。
草丈は長茎(55センチから60センチ)である。
根際から生える葉は帯状である。
花の色は淡いライラックに白い覆輪が入る。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
写真は4月に国営昭和記念公園で撮った。
学名:Tulipa 'Synaeda Blue'
★覆輪が入り質感変化する
異国の巧みシナエダブルー

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