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植物図鑑ブログ

毎日「今日の花」を載せ、時々「植物図鑑」のサイト情報などを載せます。

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矢車薄荷(ヤグルマハッカ)はシソ科ヤグルマハッカ属(モナルダ属)の多年草である。
モナルダ属は北アメリカに22種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
また、50種を超える園芸品種が作出されている。
本種が代表種で、属名の和名はヤグルマハッカ属という。
本種の原産地も北アメリカで、カナダのケベック州からアメリカ合衆国のワシントン州にかけてである。
英名はワイルドベルガモット(wild bergamot)という。
ミカン科のベルガモットに香りが似ることからつけられた名である。
ハーブの1種として知られ、庭植え、鉢植えで観賞用に栽培されている。
日本ではこれを略してベルガモットの名で流通しているが、少し紛らわしい。
和名の由来は、薄荷(ハッカ)の近縁種で花の姿が鯉のぼりにつける矢車に似ていることからつけられた。
草丈は60センチから150センチくらいである。
葉は長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先が尖り、軟毛が生える。
開花時期は6月から8月である。
茎先に直径4センチから6センチくらいの花序を出す。
一見するとこれが花のように見えるが、長さ3センチくらいの唇形の花が集まったものである。
花の色には赤、紅紫色、白などのものがある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、4つのブロックからなる。
近縁種にディディマ種(Monarda didyma)がある。
こちらのほうは和名を松明花(タイマツバナ)という。
花言葉は「安らぎ」である。
8月17日の誕生花である。
属名の Monarda はスペインの医師で植物学者だった「モナルデ(Nicolas Monardes, 1493-1588)さん」の名からきている。
種小名の fistulosa は「管状の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Monarda fistulosa

★モナルダの上げる炎はやわらかく
 ベルガモットの香りを添えて




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蓬菊(ヨモギギク)はキク科ヨモギギク属(タナケツム属)の多年草である。
タナケツム属は暫定的学名だが世界に163種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
本種が代表種で、属名の和名もヨモギギク属という。
本種の原産地はヨーロッパとアジアである。
英名をタンジー(tansy)という。
日本へは明治時代に渡来した。
タンジーの名は日本でも流通名とされ、庭植えや鉢植えとして観賞用に栽培されている。
ただし、有毒植物なので注意が必要である。
毒性を生かして民間で駆虫剤として用いられるほか、調味料や芳香剤としても用いられる。
逸出したものが北海道と本州で野生化している。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は100センチから200センチくらいある。
茎は固く、葉は細かい切れ込みがあり、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7月から10月である。
茎先に丸くて平べったい黄色の花をたくさん咲かせる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、舌状花のないところが蓬(ヨモギ)に似ているということからきている。
北海道には変種の蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)が自生する。
蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)は環境省のレッドリスト(2012)で絶滅危惧II類(VU)に登録されているのだが、その扱いについては流動的である。
YListでは蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)を本種の変種として区別している。
Catalogue of Life では蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)は異名の扱いで本種に包含している。
2012年版のレッドリストでは絶滅危惧である蝦夷蓬菊(エゾヨモギギク)の学名に本種のものを充てている。
花言葉は「婦人の美徳」である。
8月12日の誕生花である。
属名の Tanacetum はラテン語の「tanazita(不死)」からきている。
種小名の vulgare は「普通の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Tanacetum vulgare

★全草に強い香りを漂わせ
 蓬菊咲く姿妖しく
☆タンジーの花は忘れぬ遠き日を
 不死の薬は今も咲きつつ



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パキスタキス・ルテアはキツネノマゴ科パキスタキス属の常緑小低木である。
パキスタキス属は中南アメリカ、西インド諸島に12種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
同属のパキスタキス・コッキネアに紅珊瑚花(ベニサンゴバナ)の和名があり、属名の和名をベニサンゴバナ属とするものもある。
本種の原産地も中南アメリカ、西インド諸島である。
YListでは和名を鬱金珊瑚花(ウコンサンゴバナ)としている。
英名はロリポッププラント(lollipop plant)やゴールデンシュリンプ(golden shrimp)である。
日本へは戦後に渡来した。
日本では鉢植えとして栽培される。
樹高は90センチから120センチくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5月から11月である。
温度さえ合えば周年開花をする。
茎先に黄色い苞(葉の変形したもの)を重なるようにつけ、その先に白い舌状の花が垂れ下がるようにつく。
苞は花の咲かない時期にも残る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「美しい娘」である。
8月11日の誕生花である。
属名の Pachystachys はギリシャ語の「pachys(太い)+stachys(穂)」からきている。
種小名の lutea は「黄色の」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園の温室で撮った。
学名:Pachystachys lutea

★温室の定番なれどパキスタキス
 苞と花とがバランス保ち
☆デザートの飾りを思わす花姿
 パキスタキスの不思議な魅力



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プロコグロッティス・ジャワニカはラン科プロコグロッティス属の多年草である。
プロコグロッティス属は東南アジアや南太平洋諸島に40種が分布する。(Catalogue of Life: 2016 Annual Checklist より)
本種の原産地は、アンダマン諸島、マレーシア、タイ、カリマンタン島、インドネシアなどである。
標高300メートルまでの低地に生える地生種である。
異名をプロコグロッティス・フィンブリアタという。
草丈は30センチから60センチくらいである。
葉は幅の広い楕円形で長い柄がある。
開花時期は夏である。
花の色は花色は黄色で、紅紫色の斑点が入る。
花径は3センチくらいである。
側萼片は薄く湾曲している。
属名の Plocoglottis はギリシャ語の「ploko(折り重ねた)+glottis(舌)」からきている。
種小名の javanica は「ジャワ島の」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Plocoglottis javanica(異名:Plocoglottis fimbriata)

★聞きなれぬ花の名前に戸惑いつ
 手振れせぬようシャッターに触れ



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紫露草(ムラサキツユクサ)はツユクサ科ムラサキツユクサ属(トラデスカンティア属)の多年草である。
トラデスカンティア属は北アメリカなどに75種くらいが分布する。
代表種は本種で、属名の和名はムラサキツユクサ属という。
本種の原産地は北アメリカである。
アメリカ合衆国の東部から中央部にかけてとカナダのオンタリオ州の一部に分布する。
英名はオハイオスパイダーワート(Ohio spiderwort)という。
日本へは明治時代の初期に鑑賞用として渡来した。
庭植えや鉢植えとされる。
和名の由来は、露草(ツユクサ)に似て紫色の花をつけることからきている。
現在では逸出したものが各地で野生化し、道ばたや空き地などに生える。
たとえば北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
草丈は50センチから80センチくらいである。
葉は幅の広い線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の色は緑白色である。
開花時期は5月から8月である。
茎先に散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、花径2センチから3センチの紫色の3弁花を集まってつける。
早朝に咲いて午後にはしぼんでしまう一日花である。
萼片は3枚、雄しべは6本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
結実することは稀である。
花言葉は「貴ぶ」である。
8月5日の誕生花である。
属名の Tradescantia はイギリス人のガーデナー「トラデスカント(John Tradescant, 1570-1638)さん」の名からきている。
種小名の ohiensis は「オハイオ州(Ohio)の」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Tradescantia ohiensis(異名:Tradescantia reflexa)

★一日の夢でありせば紫と
 透ける衣装に我が身飾りて
☆紫の衣羽織りて朝露に
 輝く姿貴く尊く



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