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植物図鑑ブログ

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ピングイクラ・エマルギナタはタヌキモ科ムシトリスミレ属(ピングイクラ属)の常緑多年草である。
ピングイクラ属は世界に80種くらいが分布する。
属名の読み方はピンギキュラとするものもある。
日本にも虫取菫(ムシトリスミレ)などが分布するので、属名の和名をムシトリスミレ属という。
葉から粘液を出して虫を捕らえる食虫植物の仲間である。
本種の原産地はメキシコである。
南東部のプエブラ州に分布し、標高1500メートルくらいの雲霧林や川岸に生える。
草丈は10センチくらいである。
葉はへら形で、根際から生えてロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
葉は多肉質で、表面の細かな腺毛から粘液を出して虫を捕まえる。
開花時期はほぼ周年である。
茎先に花径2センチくらいの小さな花をつける。
花の色は白く、紫色の縞模様が入る。
花冠は唇形に5つに裂け、それぞれの先がさらに細かく裂ける。
花の色はもっと濃いものもある。
冬にも休眠はしない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
交配により多くの園芸品種が生まれている。
属名の Pinguicula はラテン語の「pinguis(やや脂肪性の)」からきている。葉の面の脂肪光沢が強いためと思われる。
種小名の emarginata は「先に浅い割れ目のある」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Pinguicula emarginata

★メキシコの高地に育つピングイクラ
 静かにしてと言っているかな




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