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碁盤の脚(ゴバンノアシ)はサガリバナ科サガリバナ属の常緑高木である。
沖縄県の石垣島、西表島、波照間島に分布し、海岸の林の中に生える。
これは分布域の北限である。
海外では、台湾、東南アジア、南太平洋、オーストラリアなどにも分布する。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
樹高は8メートルから15メートルくらいである。
葉は長い楕円形である。
葉には艶があり、両面ともに毛は生えていない。
開花時期は周年である。
葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い4弁花を上向きにつける。
花は夜に開いて朝には落ちる。
後に萼と長い雄しべが残る。
雄しべは長さが10センチくらいあり、下のほうは白く上のほうは紫色を帯びる。
和名の由来は、実が四角形で4稜があり、碁盤の脚に似ていることからきている。
実は種子を1個含み、海水に浮いて遠くへ散布される。
写真は12月に沖縄県本部町の熱帯ドリ-ムセンターで撮った。
学名:Barringtonia asiatica
★花咲けば虹のごとくに鮮やかに
空に向かって雄しべ広げて
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