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花瓢箪木(ハナヒョウタンボク)はスイカズラ科スイカズラ属(ロニケラ属)の落葉低木である。
ロニケラ属は北半球に180種くらいが分布する。
属名の読み方は英語風にロニセラとするものもある。
日本にも吸葛(スイカズラ)など20種くらいが分布し、属名の和名をスイカズラ属という。
本種は本州の岩手県、長野県に分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国の東北部、ロシアの極東部、モンゴルなどにも分布している。
氷河期の遺存植物である。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
樹高は3メートルから4メートルくらいである。
葉は長い楕円形で先が尖り、互い違いに生える。
開花時期は5月から6月である。
枝先の葉の脇に白い花を2つずつつける。
花の色はやがて黄色に変わる。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、8月から9月にかけて赤く熟する。
実も2つずつ並んでつく。
柄が短いので、枝に直接ついているように見える。
「瓢箪木」の名の由来は、花も実も瓢箪のように2つずつ並ぶということからきている。
「花」がつくのは葉や枝が近縁種の金銀木(キンギンボク)よりも毛深くないことからきている。
有毒植物で、誤食をすると嘔吐、下痢、麻痺などの症状が現れる危険がある。
属名の Lonicera はドイツ人の植物学者「ロニツァー(Adam Lonitzer, 1528-1586)さん」の名からきている。
種小名の maackii はロシア人の植物学者「マーック(Richard Karlovich Maack, 1825-1886)さんの」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
実の写真は10月に軽井沢町植物園で撮った。
軽井沢町では準町花に指定している。
学名:Lonicera maackii
★二つずつくっつくように花も実も
とても仲良し花瓢箪木は
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