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伊予柑(イヨカン)はミカン科ミカン属の常緑低木である。
明治時代の初期に山口県の萩市で突然変異として発見された。
このため当初は穴門蜜柑(アナモンミカン)と呼ばれていた。
「穴門」は長門地域の古名である。
その後、愛媛県で主に生産されるようになったことから伊予柑(イヨカン)と呼ばれるようになった。
現在では温州蜜柑(ウンシュウミカン)に次ぐ生産量となっている。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
白い5弁花をつける。
結実時期は12月から2月である。
扁球形の果実はオレンジ色に熟する。
果皮は厚く、むきやすい。
果汁は甘く、香りもよい。
生食されるほか、マーマレードやゼリーなどにも利用される。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Citrus iyo
★伊予柑の味と香りが口の中
広がるようで笑みのこぼれて
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