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南天(ナンテン)はメギ科ナンテン属の常緑低木である。
本州の関東地方から沖縄にかけて分布し、山地の林の中に生える。
古くに渡来したものが野生化したと考えられている。
海外では、中国やインドに分布する。
また、公園や庭などに好んで植えられている。
これは、南天(ナンテン)が「難転」(難を転ずる)に通ずるからである。
江戸時代に盛んに栽培された古典園芸植物である。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)である。
3回羽状複葉といって、枝分かれを繰り返して先に羽状複葉をつけ1枚の葉となる。
葉は向かい合って生える(対生)が、上部では互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形である。
先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5月から7月である。
葉の脇に大形の円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
内花被片と外花被片が6枚ずつある。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、赤く熟する。
中には白い実や黄色い実もある。
この実を乾燥させたものを生薬で南天実(なんてんじつ)といい、鎮咳薬とする。
葉を乾燥させたものは南天葉(なんてんよう)といい、健胃、解熱、鎮咳などの薬効がある。
属名の Nandina は南天(ナンテン)の和名に基づいてつけられ、種名の domestica は「国産の」や「家庭の」を意味する。
江戸時代に来日した博物学者のツンベルク(C.P.Thunberg)による命名である。
俳句では「南天の花」が夏の季語、「南天の実」が秋の季語である。
写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
花の写真は6月に向島百花園で撮った。
学名:Nandina domestica
★南天の乱れ咲きして瀧飛沫(しぶき)
実りの秋を手招くように
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