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グイ松(グイマツ)はマツ科カラマツ属の落葉高木である。
北方領土の色丹島、択捉島に分布し、山地の斜面などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
別名を色丹松(シコタンマツ)という。
かつては北海道や東北地方に分布していたが、温暖化により8000年前には北海道から姿を消した。
現在、北海道にあるものは千島列島やサハリンから導入されたものと考えられている。
和名の由来は、本種をさすアイヌ語のクイ (kuy) からきている。
分類上は、シベリアや中国北部、朝鮮半島、モンゴルなどに分布するダフリア落葉松(ダフリアカラマツ)の変種とされている。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト(Ver. 2.3, 1994)では軽度懸念(LC)に指定されている。
樹高は10~30メートルくらいである。
樹皮は暗い灰色から黒っぽい褐色で、成木になると鱗状に剥がれる。
葉は線状で明るい緑色をしており、秋になると黄葉をする。
開花時期は5月である。
雌花の色は鮮やかな紅色である。
花の後にできる実は長さ15ミリくらいの楕円形の球果(マツカサ)である。
10月くらいに茶色に成熟する。
材は建築材、器具材に利用されている。
属名の Larix はケルト語の「lar(豊富)」に由来するヨーロッパカラマツのラテン古名からきている。豊富な樹脂を持つことから名づけられた。
種小名の gmelinii はドイツの植物学者「グメリン(Johann Georg Gmelin, 1709-1755)さんの」という意味である。
変種名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
学名:Larix gmelinii var. japonica
★氷河期に思いを馳せつ北国の
空にそびえるグイ松を見る

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