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沖縄這い鼠(オキナワハイネズ)はヒノキ科ビャクシン属の常緑低木である。
分類の仕方によってはネズミサシ属とされる。
漢字では「沖縄這い杜松」とも書く。
日本固有変種である。
鹿児島県の奄美大島から沖縄にかけて分布し、海岸の岩場に生える。
本州に分布するものは大島這い鼠(オオシマハイネズ)というが、分類上は同一と見なされている。
樹高は1メートルくらいである。
幹は地を這って伸び、長さ2~4メートルくらいになる。
葉は針形で3枚が輪生する。
葉の裏面は2本の白線がある。
本土に分布する這い鼠(ハイネズ)よりも葉は軟らかい。
雌雄異株である。
花は目立たない。
花の後にできる実は直径10ミリくらいの球形の球果(マツカサ)で、熟すと紫褐色になる。
属名の Juniperus はラテンの古名からきている。
種小名の conferta は「密生した」という意味である。
変種名の lutchuensis は「琉球の」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Juniperus conferta var. lutchuensis
★こんもりと繁る姿が面白い
沖縄這い鼠青々として

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