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黒よな(クロヨナ)はマメ科ナツフジ属(クロヨナ属)の常緑高木である。
屋久島から沖縄にかけて分布し、海岸近くや石灰岩地に生える。
海外では、台湾、中国、マレーシア、インド、南太平洋諸島などにも分布する。
和名は沖縄の方言からきている。
ユナ(海岸近くの植物が生える所)に生える幹の黒い木を意味する「クロユナ」の転訛したものである。
樹高は10~15メートルくらいである。
樹皮は暗い灰白色で、タンニンを含む。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は卵形で、先が尖る。
開花時期は年に2回あり、3~4月ころと8~9月ころである。
枝先に15~30センチの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、長さ2センチくらいの淡い紫色をした蝶形の花をたくさんつける。
花の後にできる実は長さ5センチくらいの豆果(莢の中に種子が入るもの)で、莢の中には黄色くて平べったい楕円形の豆が入っている。
種子から油が採れ、ロウソク、石鹸の材料や薬用に用いられる。
樹皮からはタンニンや繊維が採れる。
材は緻密で、器具材、細工物、車軸材などに用いられる。
属名の Millettia はスコットランド生まれの植物収集家で東インド会社に勤めた「ミレット(Charles Millett, Charles Millett, 1792-1873)さん」の名からきている。
種小名の pinnata は「羽状の」という意味である。
写真は11月に那覇市の識名園で撮った。
学名:Millettia pinnata(syn. Pongamia pinnata)
★黒よなは幹もすっきり大きな木
葉も大きくて羽ばたくように
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