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萵苣の木(チシャノキ)はムラサキ科チシャノキ属の落葉高木である。
本州の中国地方、四国、九州から沖縄にかけて分布し、山地の川沿いなどに生える。
また、庭木とされる。
海外では、台湾や中国にも分布する。
萵苣(チシャ)というのはキク科の野菜で、レタスのことである。
本種の和名の由来は、若葉を食用にし、味が似ているということからきている。
樹高は10~15メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の形や樹皮が柿(カキ)に似ているので柿の木騙し(カキノキダマシ)の別名がある。
開花時期は6~7月である。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花径は5ミリくらいで、花冠は5つに裂ける。
萼は緑色で5つに裂ける。
雄しべは5本である。
花の後にできる実は直径4~5ミリの核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、9~10月ころに黄橙色に熟する。
実は食べられる。
材は黄白色で、建築材、器具材、家具材とされる。
属名の Ehretia はドイツの植物学者「エーレット(Georg Dionysius Ehret, 1708-1770)さん」の名からきている。
種小名の acuminata は「先が次第に尖った」という意味である。
変種名の obovata は「倒卵形の」という意味である。
写真は11月に那覇市の識名園で撮った。
学名:Ehretia acuminata var. obovata
★食べられる葉っぱをもった萵苣の木の
花も見たいし実も見てみたい
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