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蔦(ツタ)はブドウ科ツタ属の落葉蔓性木本である。
別名を夏蔦(ナツヅタ)ともいう。
北海道から九州にかけて分布し、山野の岩や木に着生する。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
また、建物の外壁を覆わせて装飾として利用される。
草丈は5~20メートルくらいである。
葉は切れ込みのないものや手のひら状に裂けるもの、3出複葉になるものなどいろいろである。
巻きひげは先が吸盤になっているので、壁面でもよじ登ることができる。
開花時期は6~7月である。
葉の脇に黄緑色の小さな花をつける。
花弁数は5枚である。
花の後にできる実は球形の液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、黒紫色に熟する。
実の表面には白い粉をふく。
秋には紅葉をする。
花言葉は「誠実」「結婚」である。
俳句では「蔦若葉」が春の季語、「青蔦」が夏の季語、「蔦」や「蔦紅葉」が秋の季語、「枯蔦」が冬の季語である。
属名の Parthenocissus はギリシャ語の「parthenos(処女)+cissos(ツタ)」からきている。
種小名の tricuspidata は「三尖頭の」という意味である。
写真は10月に向島百花園で撮った。
紅葉は10月に北大植物園で撮った。
学名:Parthenocissus tricuspidata
★蔦の葉も花咲き黒い実つけること
当然ながら少し驚き

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