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隠蓑(カクレミノ)はウコギ科カクレミノ属の常緑小高木である。
本州の関東地方南部から沖縄にかけて分布し、山地や林の中に生える。
また、庭木とされる。
海外では、朝鮮半島や台湾にも分布する。
樹高は5~7メートルくらいである。
葉の形に変化が多いのが特徴である。
若木では3つから5つに裂けるが、成長するにつれて切れ込みは浅くなり、成木では縁にぎざぎざのない(全縁)楕円形の葉となる。
全縁の葉がつくくらい成長すると、花をつけ実を結ぶようになる。
開花時期は7~8月である。
球状になった散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、緑色の花を咲かせる。
花びらは通常は5枚だが6枚のこともある。
花の後にできる実は肉質で液汁が多い実)で、冬に黒紫色に熟する。
和名の由来は、葉の形を雨具の蓑に見立てたという説と、天狗が持つ「隠れ蓑」に見立てたという説がある。
属名の Dendropanax はギリシャ語の「dendron(樹)+ Panax(ウコギ科ニンジン属)」からきている。
種小名の trifidus は「3つに分かれた」という意味である。
写真は10月に市川市万葉植物園で撮った。
紅葉は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Dendropanax trifidus
★ユニークな名前もらった隠蓑
葉っぱの形くるくる変えて

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