忍者ブログ
HOME Admin Write

植物図鑑ブログ

毎日「今日の花」を載せ、時々「植物図鑑」のサイト情報などを載せます。

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



大梛蘭(オオナギラン)はラン科シュンラン属(シンビジウム属)の多年草である。
徳之島から八重山諸島にかけて分布し、山地の石灰岩上に生える。
海外では、台湾、中国、インドシナ半島、マレーシア、インドネシア、ニューギニア、ヒマラヤ、インドのアッサム地方などにも分布する。
かつては秋咲き梛蘭(アキザキナギラン:Cymbidium javanicum var. aspidistrifolium)と同一とされていたが、つくば植物園の研究により、大きくて形状も少し異なるということで分離された。
秋咲き梛蘭(アキザキナギラン)のほうは環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
ただし、大梛蘭(オオナギラン)は同じ学名で梛蘭(ナギラン)として環境省のレッドリスト(2007)で、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
この場合は、本州の千葉県以西が分布域とされている。
評価がまだ確定していない段階ということなのだろう。
草丈は30~60センチくらいになる。
茎は直立する。
葉は長い披針形(笹の葉のような形)で、数枚が互い違いに生える(互生)。
葉は革質で薄い。
開花時期は12~1月である。
偽球茎(ラン科の植物で地上茎の一部が肥大したもの)の下部から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径5センチくらいの花を3~20輪くらいつける。
萼片と花弁のうち2枚は黄緑色である。
唇弁は白く、紅紫色の斑点が入る。
和名の由来は、葉がマメ科の樹木の梛(ナギ)に似ていて大形であるというところからきている。
属名の Cymbidium はギリシャ語の「cymbe(舟)+eidso(形)」からきている。唇弁の形から名づけられた。
種小名の lancifolium は「披針形の葉の」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Cymbidium lancifolium


★南国の息吹き伝えて咲き出づる
 大梛蘭の株は大きく




にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ
にほんブログ村

花図鑑
植物図鑑


味の麺匠戸田久おこめの鬼平フロム蔵王花の本屋さん楽天トラベル







PR
この記事へのコメント
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
文字色
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメント
パスワード   コメント編集用パスワード
 管理人のみ閲覧
フリーエリア
にほんブログ村 花ブログへ
にほんブログ村



花の本屋さん

カウンター

カレンダー
02 2025/03 04
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

楽天

最新コメント
[02/12 kenji]
[12/31 kenken]
[08/23 龍]
[08/22 ポポ]

最新トラックバック

プロフィール
HN:
HP:
性別:
男性

バーコード
ブログ内検索

アーカイブ

アクセス解析







Copyright ©  -- 植物図鑑ブログ --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by 押し花とアイコン / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]