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草八手(クサヤツデ)はキク科クサヤツデ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の神奈川県から九州にかけて太平洋側に分布し、山地の川岸や林の縁などに生える。
草丈は20~50センチくらいである。
茎は直立をする。
根際から生える葉には長い柄があり、5つから7つに手のひら状に裂ける。
裂片の先は更に浅く裂け、ぎざぎざ(鋸歯)がある。
この形状が「八手」に似ているというのが和名の由来である。
開花時期は9~11月である。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、暗い紅紫色をした花(頭花)を下向きにたくさんつける。
花径は5ミリくらい、花冠の長さは15ミリくらいである。
筒状花は先が細く5つに裂けて反り返る。
属名の Diaspananthus はギリシャ語の「di(2)+aspi(楯)+anthos(花)」からきている。
種小名の uniflorus は「uni(1つの)+floris(花)」に由来し、「1つの花の」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Diaspananthus uniflorus
★キク科とは思えぬような姿して
草八手咲く俯きながら
☆そのままでピアスにしたい草八手
目立たぬ場所で咲きし姿を
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