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浜朮(ハマオケラ)はキク科オケラ属の多年草である。
朮(オケラ)の海岸型変種である。
本州から九州にかけて分布し、海岸沿いの草地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
草丈は1メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で分厚く硬い。
開花時期は8~11月である。
薄紫色または白い鐘形の花(頭花)をつける。
雌雄異株である。
筒状花は先が5つに裂ける。
雌花には花柱(雌しべ)が飛び出している。
雄花には花粉がついている。
花のつけ根には総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Atractylodes はギリシャ語の「atrakton(紡錘)」からきている。硬い総包の形から名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
変種名の coriacea は「革質の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Atractylodes japonica var. coriacea
★厚き葉の上にちんまり浜朮
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