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植物図鑑ブログ

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桜蘭(サクララン:Hoya carnosa)はガガイモ科サクララン属(ホヤ属)の蔓性常緑低木である。
分類体系によっては(APGIII)キョウチクトウ科とされる。
ホヤ属は太平洋諸島から東南アジア、インドにかけて分布し、200種くらいある。
日本には桜蘭(サクララン)1種が沖縄に自生する。
クラッシフォリア(Crassifolia)はその園芸品種である。
草丈は1~2メートルである。
気根(空気中に伸びる根)を出し、樹幹や岩上を這いのぼる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)
葉の質は厚くて艶がある。
開花時期は6~10月くらいである。
葉の脇から散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、手鞠状に赤い花が集まってつく。
花冠は5つに裂け、真ん中は星形になる。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Hoya はイギリス人の園芸家「ホイ(Thomas Hoy, 1750?-1821)さん」の名からきている。
種小名の carnosa は「肉質の」という意味である。
園芸品種名の Crassifolia は「分厚い葉の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Hoya carnosa 'Crassifolia'

★宝石を思わすような桜蘭
 赤が色濃いクラッシフォリア




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ゴンゴラ・カッシデアはラン科ゴンゴラ属の多年草である。
ゴンゴラ属は中南アメリカに25種くらい分布する着生種である。
本種の原産地はメキシコからコスタリカにかけてで、標高1800メートルまでの湿った森に生える。
草丈は80センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、皺があって大きい。
開花時期は秋である。
花茎の先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を下垂させ、褐色の花をたくさんつける。
花径は5センチくらいでユニークな形をしており、よい香りがする。
属名の Gongora はヌエバ・グラナダ(コロンビアとエクアドル)の総督だった「ゴンゴラ(Antonio Caballero y Gongora, 1723-1796)さん」の名からきている。
種小名の cassidea は「ヘルメット状の」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Gongora cassidea

★きっかいな花の姿はヘルメット
 どこか不思議な熱帯アメリカ




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バッカリス・ハリミフォリアはキク科バッカリス属の落葉低木である。
バッカリス属は南アメリカを中心に500種くらいが分布する大きな属である。
本種の原産地はアメリカ合衆国の東南部から西インド諸島にかけてで、海岸沿いの平野や塩湿地に生える。
YListでは和名を浜辺の木(ハマベノキ)としている。
樹高は2~4メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)があるが、鋸歯の形状には幅がある。
雌雄異株である。
開花時期は10~11月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、小さく白い筒状の花をたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Baccharis はローマ神話に登場する神「バッカス(Bacchus)」の名からきている。この属の1種の根がよい香りのすることから名づけられた。
種小名の halimifolia は「halimi(不明)のような葉の」という意味である。
写真は9月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Baccharis halimifolia

★めずらしいキク科の木を見てほくそ笑む
 たくさんあるのか南米ならば




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スパトグロッティス・ロビーはラン科コウトウシラン属(スパトグロッティス属)の多年草である。
スパトグロッティス属はインドからオーストラリアにかけて広い範囲に45種くらいが分布する地生種である。
属名の読み方は「スパソグロッティス」とするものもある。
また、日本にも八重山諸島に紅頭紫蘭(コウトウシラン)が分布するので、属名の和名をコウトウシラン属という。
本種の原産地はミャンマーである。
スパトグロティス・アフィニス(Spathoglottis affinis)とシノニムだとする説もあり、少なくとも関連の深い近縁種である。
草丈は50~60センチくらいである。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、皺がある。
開花時期は夏から秋である。
根際から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径4センチくらいの黄色い花を数輪つける。
唇弁の真ん中にあるいぼ状の突起は濃い黄色になる。
属名の Spathoglottis はギリシャ語の「spatha(刀)+glossa(舌)」からきている。唇弁の裂片の形から名づけられた。
種小名の lobbii はイギリス人の植物学者「ロブ(Thomas Lobb, 1817-1894)さんの」という意味である。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Spathoglottis lobbii

★黄の花は一見すればシンプルで
 実は入り組む不思議な姿




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ブルボフィルム・グランディフロルムはラン科マメヅタラン属(ブルボフィルム属)の多年草である。
ブルボフィルム属(Bulbophyllum)は東南アジアなどに広く分布する着生種で、約2000種の原種がある。
読み方は「バルボフィラム属」とする場合もある。
日本にも豆蔦蘭(マメヅタラン)などが分布し、和名をマメヅタラン属という。
本種は分類の仕方によってはヒャロセマ属(Hyalosema)とする見解もある。
本種の原産地はインドネシアやニューギニアである。
標高100~800メートルくらいの熱帯雨林の樹木に着生する。
草丈は20~30センチくらいである。
葉は楕円形である。
葉の質は革質で分厚く、先は丸い。
開花時期は秋である。
花は花径15~20センチくらいあり大きい。
花の色は淡い茶褐色で、特異な形状をしている。
花に悪臭がある。
属名の Bulbophyllum はギリシャ語の「bulbos(鱗茎)+phyllon(葉)」からきている。鱗茎から葉が出ていることから名づけられた。
種小名の grandiflorum は「大きな花の」という意味である。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Bulbophyllum grandiflorum(syn. Hyalosema grandiflorum)

★森に棲む野鳥のような出で立ちに
 笑みもこぼれる野生の神秘




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