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デンドロビウム・ファレノプシスはラン科セッコク属(デンドロビウム属)の多年草である。
デンドロビウム属は東南アジアやオーストラリアなどに1200種くらい分布する着生種である。
属名の読み方はデンドロビュームとするものもある。
日本にも石斛(セッコク)などが分布し、属名の和名をセッコク属という。
セッコク属の特徴は、茎(バルブ)に多数の節があることである。
本種の原産地はオーストラリアのクイーンズランド州やニューギニアである。
標高400メートルまでの低地に生える。
草丈は50センチから60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は11月から4月くらいである。
花径は5センチくらいで、花の色は紅紫色である。
本種を交配親とする園芸品種群をファレノプシス系といい、デンファレの名で親しまれている。
花言葉は「わがままな美人」である。
属名の Dendrobium はギリシャ語の「dendron(樹)+ bios(着生)」からきている。
種小名の phalaenopsis は「蛾に似た」という意味で、元来はコチョウラン属につけられた名である。
写真は10月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Dendrobium phalaenopsis
★デンファレの燃える炎を閉じ込めて
コンパクトに咲く自然の力

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