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フラサバ草(フラサバソウ)はゴマノハグサ科クワガタソウ属の一年草(越年性)である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
原産地はヨーロッパやアフリカである。
日本への帰化は明治時代の初期に確認された。
長崎でこの植物を採取して「日本植物誌」に記載したフランス人の植物学者フランシェさん(A.Franchet)とサバチェさん(P.Savatier)の名をとってフラサバ草(フラサバソウ)と命名された。
ただし、その後に日本で確認されたのは戦後のことである。
現在では、北海道から九州にかけて帰化しており、道端や空き地に普通に生える。
別名を蔦葉犬の陰嚢(ツタバイヌノフグリ)という。
草丈は10~20センチくらいである。
地面を這うように広がる。
葉は幅の広い楕円形で、茎の下部を除き互い違いに生える(互生)。
葉は長さが1センチくらいで、縁には大きなぎざぎざ(鋸歯)が3つから5つくらいある。
葉の形はツタの葉に似ており、縁には長い毛が生えている。
開花時期は3~6月くらいである。
葉の脇に花径3~4ミリくらいの青い小さな目立たない花をつける。
花の真ん中は白く、全体に濃い紫色の筋が入る。
花冠は4つに深く裂け、花の中央には雄しべが2本と雌しべが1本ある。
花は近縁種の大犬の陰嚢(オオイヌノフグリ)よりも小さく、花冠の切れ込みが浅い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veronica は聖者ベロニカに捧げられた名である。
種小名の hederaefolia は「キヅタ属(Hedera)のような葉の」という意味である。
写真は3月に都立夢の島公園で撮った。
学名:Veronica hederaefolia
★名前だけ聴いていたけど見つけたよ
雑草だけど気は浮き立って

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