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黒芥子(クロガラシ)はアブラナ科アブラナ属の一年草である。
アブラナ属の野生種は30種くらいだが、作物として多様な栽培品種が作出されている。
本種の原産地は地中海沿岸地方である。
日本へは戦後に渡来した帰化植物である。
マスタードの原料として商品栽培されるが、逸出したものが野生化し北海道から九州にかけて分布している。
英名はブラックマスタード(black mustard)である。
北海道のブルーリストではBランク(北海道に定着している外来種)に選定されている。
また、国立環境研究所の「侵入生物データベース」にも登録されている。
草丈は40センチから200センチである。
茎は直立し、上部でよく枝分かれをする。
茎の下部につく葉には柄があり、上部につく葉にはない。
葉は下半分が羽状に裂け、縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は3月から4月である。
菜の花(ナノハナ)とよく似た黄色い花をつける。
花径は1センチくらいの黄色い4弁花である。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
種子は生薬で黒芥子(コクガイシ)といい、健胃、去痰、鎮咳などの薬効がある。
属名の Brassica はキャベツの古いラテン名からきている。
種小名の nigra は「黒い」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Brassica nigra
★菜の花を思わすような黒芥子
黄色い花が春に似合って

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