×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
三河躑躅(ミカワツツジ)はツツジ科ツツジ属の半常緑低木である。
愛知県東部の三河地方にのみ分布し、林の中や林の縁に生える。
分類上は山躑躅(ヤマツツジ)の変種とされている。
命名者は牧野富太郎博士である。
樹高は1~3メートルである。
葉は枝先に集まってつき、互い違いに生える(互生)。
展開する時期の違う「春葉」と「夏葉」という2種類の葉がある。
春に展開し秋に落葉する大きな葉を「春葉」といい、夏から秋に展開し越冬する小さな葉を「夏葉」という。
三河躑躅(ミカワツツジ)の葉は基本種に比べて小形である。
開花時期は4~6月である。
枝先に紅紫色の花が2~3輪固まってつく。
花冠は漏斗形で、先は5つに裂ける。
雄しべは5本である。
花糸(葯という雄しべの花粉を入れる袋についている柄のこと)に短い毛が生えるのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の kaempferi はドイツ人の医師で江戸時代に長崎の出島に赴任した「ケンペル (E.Kaempfer)さんの」という意味である。
変種名の mikawanum は「三河の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron kaempferi var. mikawanum
★少しだけ仲間と違い見せて咲く
三河躑躅はローカルな花
今日の花ドットコム
花図鑑
PR
この記事へのコメント
この記事へのトラックバック
トラックバックURL:
カウンター
カレンダー
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
楽天
カテゴリー
最新記事
(11/06)
(11/01)
(06/28)
(06/07)
(01/30)
(01/27)
(10/19)
(10/18)
(10/17)
(10/15)
最新トラックバック
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(09/01)
(09/02)
(09/03)
(09/04)
(09/05)
(09/06)
(09/07)
(09/08)
(09/09)
(09/10)