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三河躑躅(ミカワツツジ)

三河躑躅(ミカワツツジ)はツツジ科ツツジ属の半常緑低木である。
愛知県東部の三河地方にのみ分布し、林の中や林の縁に生える。
分類上は山躑躅(ヤマツツジ)の変種とされている。
命名者は牧野富太郎博士である。
樹高は1~3メートルである。
葉は枝先に集まってつき、互い違いに生える(互生)。
展開する時期の違う「春葉」と「夏葉」という2種類の葉がある。
春に展開し秋に落葉する大きな葉を「春葉」といい、夏から秋に展開し越冬する小さな葉を「夏葉」という。
三河躑躅(ミカワツツジ)の葉は基本種に比べて小形である。
開花時期は4~6月である。
枝先に紅紫色の花が2~3輪固まってつく。
花冠は漏斗形で、先は5つに裂ける。
雄しべは5本である。
花糸(葯という雄しべの花粉を入れる袋についている柄のこと)に短い毛が生えるのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の kaempferi はドイツ人の医師で江戸時代に長崎の出島に赴任した「ケンペル (E.Kaempfer)さんの」という意味である。
変種名の mikawanum は「三河の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron kaempferi var. mikawanum


★少しだけ仲間と違い見せて咲く
 三河躑躅はローカルな花


三河躑躅(ミカワツツジ)

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