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植物図鑑ブログ

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ウンカリナ・グランディディエリはゴマ科ウンカリナ属の落葉小高木である。
属名の読み方は「ウンカリーナ」とするものもある。
原産地はマダガスカルで、半砂漠の乾燥地に生える。
通称をシャンプーの木(シャンプーノキ)という。
原産地では葉をシャンプーに使うことからきた名である。
樹高は1~7メートルくらいである。
葉は幅の広い楕円形で、先が3つに裂ける。
葉のつけ根の部分は心形で、長い柄につながる。
開花時期は4~5月である。
葉の脇に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、黄色い筒形の花をつける。
花冠は先で5つに裂けて横に開き、喉の部分は暗い紅紫色をしている。
現地ではこの樹を「ライオン殺し」と呼ぶという。
実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)で、釣り針のような棘がある。
一度実に刺さるとライオンでも致命傷になるのだという。
属名の Uncarina はラテン語の「uncus(ホック)」からきている。実に鈎状に曲がった棘があることから名づけられた。
種小名の grandidieri はフランスの植物学者「グランディディエ(Alfred Grandidier, 1836-1921)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Uncarina grandidieri


★鮮やかな黄色い花を咲かせつつ
 鋭い牙を隠し持つとは




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雛草(ヒナソウ)はアカネ科ヒナソウ属の多年草である。
原産地は北アメリカの東部で、湿った草原や岩の傾斜地などに生える。
日本へは昭和時代の後期に園芸植物として渡来した。
性質が強健なので、逸脱し野生化している。
英名はコモン・ブルーエッツ(comon bluets)である。
ブルーエッツはアカネ科の草を意味する。
草丈は5~20センチくらいである。
匍匐枝(ランナー)を伸ばして広がる。
葉はへら形ないし被針形で向かい合って生える(対生)。
ほとんどが根元から生える葉である。
葉は冬でも緑なので常磐薺(トキワナズナ)の別名がある。
開花時期は3~6月である。
茎先に花径1センチくらいの小さな花を1個ずつつける。
花冠は4つに裂ける。
花の色は白ないし淡い青で、中心部が黄色い。
属名の Houstonia はスコットランドの植物学者「ホーストン(William Houston, 1733没)さん」の名からきている。
種小名の caerulea は「青色の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの野草展で撮った。
学名:Houstonia caerulea


★雛草と可愛い名前貰ったよ
 みんなのために元気に咲くよ





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常磐碇草(トキワイカリソウ)はメギ科イカリソウ属の多年草である。
漢字では「常磐錨草」とも書く。
日本固有種である。
本州の中部地方から中国地方にかけて日本海側に分布し、山地の林の中に生える。
草丈は30~40センチくらいである。
葉は2回3出複葉である。 
葉の柄が3本に分かれ、更にその先が3本に分かれ、その先に小葉がついて1枚の葉となる。
小葉の形は長い楕円形で、つけ根の部分は深い心形、先は細長く尖る。
葉の縁には刺状の毛が生える。
開花時期は4~5月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径4センチくらいの白ないし淡い紅紫色を下向きに数輪つける。
花弁は4枚、萼片は8枚である。
萼片のうち4枚は開花時には落ちる。
花には4本の長い距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)がある。
距の中には蜜が入っていて、昆虫が頭を突っ込むことで受粉が確実に行われる仕組みになっている。
雄しべは4本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
和名の由来は、常緑で花の形が「船の碇」を連想させるというところからきている。
若葉は山菜とされる。
属名の Epimedium は地名に由来する言葉で、イカリソウに転用された。
種小名の sempervirens は「常緑の」という意味である。
写真は4月に神代植物公園で撮った。
学名:Epimedium sempervirens


★のんびりと錨下ろして一休み
 春のうららは野越え山越え




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大要黐(オオカナメモチ)はバラ科カナメモチ属の常緑高木である。
本州(岡山県、愛媛県宇和島)の一部と奄美大島から八重山諸島にかけて分布する。
海外では、台湾、中国、フィリピン、インドネシアなどにも分布する。
産地が限定されている上に、森林伐採や自然災害で個体数を減らしている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
樹高は10メートルに達する。
樹形は株立状(根元から何本もの細い幹を立ち上がらせる)になる。
葉は長めの楕円形で、葉のやや上部に幅の一番広い所がある。
葉は互い違いに生える(互生)。
革質で、縁には刺状の鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
若葉は要黐(カナメモチ)のように赤くならない。
開花時期は5~6月である。
散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い花をたくさんつける。
実はほぼ球形のナシ状果で、10月ころに赤く熟する。
園芸品種のレッドロビン(Red Robin)は本種と要黐(カナメモチ)との交雑種である。
属名の Photinia はギリシャ語の「photeinos(耀く)」からきている。艶のある葉の様子から名づけられた。
種小名の serratifolia は「鋸歯のある葉の」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Photinia serratifolia


★その数は減っているけど世界には
 仲間がいると大要黐




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常磐姫萩(トキワヒメハギ)はヒメハギ科ヒメハギ属(ポリガラ属)の常緑小低木である。
原産地はヨーロッパである。
アルプス山脈などに分布し、標高900~2500メートルの林の中などに生える。
なお、この名は流通名である。
樹高は10~30センチくらいである。
地を這ってマット状に広がる。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は革質で艶がある。
開花時期は3~5月である。
葉の脇に花径1センチくらいの小さな花を1~2輪つける。
花は蝶形で、竜骨弁が黄色く、翼弁と旗弁は紅紫色である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
基本種のポリガラ・カマエブクスス(Polygala chamaebuxus)は翼弁と旗弁が白い。
流通名を白花常盤姫萩(シロバナトキワヒメハギ)という。
本種はその変種である。
属名の Polygala はギリシャ語の「polys(多)+gala(乳)」からきている。この属の1種が乳の分泌をよくすると考えられ名づけられた。
種小名の chamaebuxus は「小さなツゲ属」という意味である。
変種名の grandiflora は「大きな花の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Polygala chamaebuxus var. grandiflora


★アルプスの地を這いながら咲かす花
 ピンクに燃える常盤姫萩




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