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- 2025.04.17 [PR]
- 2016.04.24 新高(ニイタカ)
- 2016.04.22 ヒマラヤ桷(ヒマラヤズミ)
- 2016.04.20 哨吶草(チャルメルソウ)
- 2016.04.19 玉牡丹(ギョクボタン)
- 2016.04.17 白花深山苧環(シロバナミヤマオダマキ)
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梨(ナシ)はバラ科ナシ属(ピルス属)の落葉高木である。
ピルス属は北半球の温帯を中心に10数種が分布する。
日本にも山梨(ヤマナシ)などが分布し、属名の和名をナシ属という。
梨(ナシ)の原産地は中国である。
日本へは古い時代に渡来した。
別名を和梨(ワナシ)、日本梨(ニホンナシ)という。
北海道から九州にかけてさまざまな品種が栽培されている。
新高(ニイタカ)もそうした栽培品種の1つである。
新潟県産の天の川(アマノガワ)と高知県産の今村秋(イマムラアキ)を交配させて作られた品種で、昭和2年に命名された。
名の由来は、産地新潟の「新」と産地高知の「高」を組み合わせたものである。
赤梨系の大形晩生種で果汁が多く、歯応えのある食感で甘い。
樹高は10メートルから20メートルくらいである。
ただし、栽培時には剪定されるので3メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には芒状(先が針のような)のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4月である。
葉の展開と同時に白い5弁花をつける。
花径は2センチから3センチくらいである。
花の後にできる実はナシ状果で、黄褐色に熟する。
結実時期は10月から11月くらいである。
果実は大きく500グラムから1000グラムくらいある。
属名の Pyrus はラテン語でナシの木の古典名である。
種小名の pyrifolia は「ナシ属のような葉の」という意味である。
変種名の culta は「栽培の」という意味である。
写真は4月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Pyrus pyrifolia var. culta 'Niitaka'
★新高の甘い香りを思いつつ
春の花見る実るといいね

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ヒマラヤ桷(ヒマラヤズミ)はバラ科リンゴ属(マルス属)の落葉高木である。
マルス属は北半球の温帯を中心に30種から35種くらい分布する。
代表種は栽培品種の林檎(リンゴ)で、属名の和名もリンゴ属という。
本種は中国の北部からヒマラヤにかけて分布し、山地に生える。
基本種の学名(Malus baccata)は広義の蝦夷の小林檎(エゾノコリンゴ)を指し、近縁種である。
樹高は10メートルから15メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から5月である。
花径3センチから4センチの白い5弁花で、林檎(リンゴ)に似ている。
花の後にできる実は直径1センチくらいの球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
10月ころに赤く熟し、食用になる。
属名の Malus はギリシャ語の「malon(リンゴ)」からきている。
種小名の baccata は「液果の」という意味である。
変種名の himalaica は「ヒマラヤ山脈の」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Malus baccata var. himalaica
★ヒマラヤの景色を胸に描きつつ
こぼれる花びらしばし見つめて

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哨吶草(チャルメルソウ)はユキノシタ科チャルメルソウ属(ミテラ属)の多年草である。
ミテラ属は東アジアや北アメリカに20種くらいが分布する。
日本にも本種などが10種の固有種が分布し、属名の和名をチャルメルソウ属という。
本種も日本固有種である。
本州の中部地方から九州の北部にかけて分布し、山地の渓流沿いなど湿った場所に生える。
和名の由来は実の形をチャルメラ(先の開いた喇叭)にたとえたものである。
草丈は20センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は幅の広い卵形である。
茎や葉には腺毛が生える。
開花時期は4月から5月である。
茎先に花径7ミリから8ミリの小さな花をたくさんつける。
花の色は黒赤色である。
花弁は5枚で、羽状に3つから5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花言葉は「謙遜」である。
属名の Mitella はギリシャ語の「mitra(僧侶の帽子)」からきている。若い実の形から名づけられた。
種小名の furusei は植物標本の収集家「古瀬義(ふるせ・みよし, 1911-1996)さんの」という意味である。
変種名の subramosa は「やや枝分かれした」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの野草展で撮った。
学名:Mitella furusei var. subramosa(syn. Mitella stylosa)
★名前だけ記憶の隅にあったけど
これか小さい哨吶草は

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藪椿(ヤブツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木~高木である。
本州の青森県から沖縄にかけて分布する。
一般的に椿(ツバキ)と呼ばれ、園芸品種の基本種となっている。
玉牡丹(ギョクボタン)もその園芸品種の1つである。(椿図鑑参照)
読み方は、国立遺伝学研究所や埼玉県花と緑の振興センターでは玉牡丹(タマボタン)としている。
江戸時代からある古い品種である。
1859年に糀屋亀五郎が編んだ「椿伊呂波名寄色附(つばきいろはなよせいろつけ)」に256種のうちの1つとして掲載されている。
樹高は2メートルから4メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
春咲きで、開花時期は2月から4月である。
花径10センチくらいの白い八重牡丹咲きの中輪ないし大輪である。
牡丹咲きというのは、八重咲きの花芯部で雄しべが分割した兎耳(とじ)弁と旗弁とが入り混じるもののことである。
咲き方は時に二段咲きとなる。
二段咲きというのは、雄しべの一部が弁花して立ち上がり、花の中に花を重ねたように盛り上がったものをいう。
属名の Camellia はモラビアの出身でイエズス会の宣教師だった「カメル(Georg Joseph Kamel, 1661-1706)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia japonica 'Gyokubotan'
★重なって牡丹のように花開く
姿清らか名は玉牡丹

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深山苧環(ミヤマオダマキ)はキンポウゲ科オダマキ属(アクイレギア属)の多年草である。
アクイレギア属は世界に70種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも深山苧環(ミヤマオダマキ)などが分布し、属名の和名をオダマキ属という。
深山苧環(ミヤマオダマキ)は北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地帯の草原や礫地に生える。
また、栽培をされる。
海外では、朝鮮半島、サハリンにも分布する。
普通は花弁が白く萼片が青紫色をしているが、稀に両方とも白いものがある。
これを白花深山苧環(シロバナミヤマオダマキ)という。
自然のものもあるが栽培品種もある。
写真のものは栽培品種である。
草丈は20センチくらいである。
根際から生える葉は長さが5センチから15センチくらいである。
手のひらのような形をした小葉3枚1組で一つの葉になっている。
開花時期は平地では4月から6月くらいである。
下向きないし横向きに花をつける。
花径は4センチくらいである。
花弁は5枚あり、後ろの距とつながっている。
外側から巻き込んでいるのは萼片で、やはり5枚ある。
花の中央にはたくさんの雄しべと5本の雌しべがある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Aquilegia はラテン語の「aquila(鷲)」からきている。曲がった距がワシの距に似ていることから名づけられた。
種小名の flabellata は「扇状の」という意味である。
変種名の pumila は「背が低い」という意味である。
園芸品種名の Alba は「白い」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Aquilegia flabellata var. pumila 'Alba'
★稀に咲く白き妖精煌いて
春の陽浴びるそよ風緑

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