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大油桐(オオアブラギリ)はトウダイグサ科アブラギリ属の落葉高木である。
原産地は台湾、中国の南部、ベトナム、ミャンマーで、山地に生える。
日本でも桐油を取るために和歌山県や九州地方で栽培されていたものが逸出し、野生化している。
和名の由来は、油桐(アブラギリ)の仲間で花も実も大きいことからきている。
別名を支那油桐(シナアブラギリという。
樹高は10~15メートルくらいである。
葉はハート形で縁にぎざぎざはない(全緑)が、3つに浅く裂けるものもある。
葉の柄は長く、葉との境界には2つの蜜腺がある。
葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は4~5月である。
雌雄同株である。
花びらは5枚で、白地に朱色ないし橙色の筋が入り、花の真ん中は濃い色になる。
雄花の雄しべは長さが違うものが2段になる。
雌花の柱頭は3つに分かれ、それぞれの先が裂ける。
実は球形で直径3~4センチと大きく、中には数個の大きな種子が入っている。
初めは緑色だが、後に暗褐色に熟する。
桐油は毒性があるので食用にはならないが、傘や提灯の油紙に使われた。
現在でも塗料や印刷用の油として利用されている。
材は床板、下駄材などにされる。
属名の Vernicia はラテン語の「varnish(ワニス、油)が採れる」からきている。
種小名の fordii はイギリス人の植物採集家「フォード(Charles Ford, 1844-1927)さんの」という意味である。
写真は4月に大阪市大植物園で撮った。
学名:Vernicia fordii(=Aleurites fordii)
★落ち椿見るがごとくに花落とす
見上げてみれば支那油桐

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