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植物図鑑ブログ

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細葉大青(ホソバタイセイ)はアブラナ科タイセイ属の越年草である。
原産地は南ヨーロッパである。
「大青」というのは藍染めに使用する植物の総称である。
大青(タイセイ:Isatis indigotica)よりも葉が細いのでこの名がつけられた。
英名はダイヤーズ・ウォード(Dyer's woad)である。
日本では藍染めの原料は藍(アイ)だったが、中世のヨーロッパでは本種が用いられた。
また、根は生薬で板藍根(ばんらんこん)といい、抗菌・解熱・解毒作用がある。
草丈は70~150センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉は銀白色を帯びる。
開花時期は4~5月である。
黄色い4弁花をつける。
花の後にできる実は角果(雌しべの中にある仕切りを残して左右の殻がはがれるもの)である。
なお、同学名の浜大青(ハマタイセイ)が北方領土を含む北海道に分布する。
これは、環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧IA類(CR)に登録されている。
ただし、こちらは異学名(Isatis yezoensis)とする見方もある。
属名の Isatis はギリシャ語の「isatis(暗色の染料を採るある植物の名)」からきている。
種小名の tinctoria は「染色用の」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Isatis tinctoria


★この花が使われるのか草木染め
 知らぬ世界に興味津々




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