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- 2024.12.05 [PR]
- 2016.05.17 フェアエレンゼラニウム
- 2016.05.15 ラベンダー・マール
- 2016.05.13 ピットスポルム・ヘテロフィルム
- 2016.05.12 夏蜜柑(ナツミカン)
- 2016.05.11 屋久島木苺(ヤクシマキイチゴ)
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ペラルゴニウム・クエルキフォリウムはフウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)の多年草(亜低木)である。
ペラルゴニウム属は南アフリカなどに200種くらいが分布する。
また、数千にのぼる園芸品種が作出されている。
同属のペラルゴニウム・インクイナンス(Pelargonium inquinans)に天竺葵(テンジクアオイ)の和名があり、属名の和名はテンジクアオイ属という。
ペラルゴニウム・クエルキフォリウムの原産地は南アフリカである。
英名はオークリーフゼラニウム(oakleaf geranium)という。
南アフリカのレッドリストでは軽度懸念(LC)に選定されている。
フェアエレンゼラニウム(Fair Ellen geranium)はその園芸品種である。
草丈は30センチから60センチくらいである。
全草に芳香があり、軟毛と腺毛(粘着物質を出す毛)が混生する。
葉は手のひら状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
フェアエレンの葉には暗いブロッチが入り、アーモンドの香りがするのが特徴である。
そのためアーモンドゼラニウム(almond geranium)の英名がつけられている。
日本での開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径20ミリから25ミリくらいの淡い紅色をした花をつける。
花弁は5枚で、上の2枚と下の3枚の大きさや形が違う。
また、上の2枚には暗い紅色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花、葉、茎は香料や化粧品として利用されている。
属名の Pelargonium はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」からきている。実の形がコウノトリのくちばしに似ることから名づけられた。
種小名の quercifolium は「コナラ属(Quercus)のような葉の」という意味である。
園芸品種名の Fair Ellen は「フェアなエレン(女性名)」といった意味合いである。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Pelargonium quercifolium 'Fair Ellen'
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フレンチラベンダー(French lavender)はシソ科ラバンデュラ属の常緑小低木である。
ラバンデュラ属は地中海沿岸地方を中心に40種くらいが分布する。
また、新たにさまざまな栽培品種が作出されている。
フレンチラベンダーの原産地も地中海沿岸地方である。
マール(Merle)はその栽培品種である。
卵形の花穂の先つく花弁状の苞が大きく広がり、園芸的に人気がある。
また、丈夫で育てやすく、寒さにも強い。
樹高は50センチから70センチくらいである。
葉は羽状に切れ込み、灰色を帯びる。
開花時期は5月から8月くらいである。
花の色は青紫色で、花穂の長さは5センチくらいである。
花冠は唇形で、上唇が2つ、下唇が3つに裂ける。
属名の Lavandula はラテン語の「lavare(洗う)」からきている。ローマ時代に入浴時の香水として使われていたことから名づけられた。
種小名の stoechas はギリシャ語でフレンチラベンダーを指す古語からきている。
園芸品種名の Merle は人名由来と思われる。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Lavandula stoechas 'Merle'
★青色の濃さが個性を見せて咲く
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ピットスポルム・ヘテロフィルムはトベラ科トベラ属(ピットスポルム属)の常緑低木である。
ピットスポルム属は東アジアからアフリカにかけて200種くらいが分布する。
日本にも海桐(トベラ)などが分布し、属名の和名をトベラ属という。
本種の原産地は中国である。
四川省、雲南省、チベット自治区に分布し、標高1900メートルから3000メートルの山の斜面や谷間などに生える。
中国名は昇叶海桐である。
英名はチャイニーズピットスポラム(Chinese pittosporum)という。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、枝先付近に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖らず、縁にぎざぎざはない(全縁)。
葉の質は厚く艶がある。
開花時期は5月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径1センチくらいの黄白色の5弁花をつける。
花は柑橘系のよい香りがする。
花の後につく実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pittosporum はギリシャ語の「pitta(黒いねばねばした)+spora(種子)」からきている。種子が真っ黒で艶があり粘着性のあることから名づけられた。
種小名の heterophyllum は「いろいろの形の葉の」という意味である。
花の写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Pittosporum heterophyllum
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夏蜜柑(ナツミカン)はミカン科ミカン属(キトルス属)の常緑小高木である。
キトルス属は分類法によるが160種くらいが東アジアからインドにかけて分布する。
本種の原産地は日本である。
江戸時代の中期に山口県の青海島に漂着した種を蒔いたことに始まり、暖地では現在まで果樹として栽培されている。
樹高は3メートルから6メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の柄には狭い翼がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先の葉の脇に香りの良い白い5弁花をつける。
花の後にできる実は大形の柑果(多心皮性の液果)である。
晩秋に実がなるが、とらずにおくと翌年の初夏に黄色く熟して食べやすくなる。
夏橙(ナツダイダイ)や夏柑(ナツカン)の別名がある。
山口県の県の花に指定されている。
俳句では「蜜柑の花」が夏の季語である。
花言葉は「清純」である。
属名の Citrus はギリシャ語の「kitron(箱)」に由来するラテン語で、レモンに対する古い呼び名である。
種小名の natsudaidai は日本語の「ナツダイダイ」のことである。
花の写真は5月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
実の写真は11月に小石川植物園で撮った。
学名:Citrus natsudaidai
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屋久島木苺(ヤクシマキイチゴ)はバラ科キイチゴ属(ルブス属)の落葉低木である。
ルブス属は北半球を中心に数百種が分布する。
また、多くの栽培品種が作出されている。
日本ではこの仲間を木苺(きいちご)と総称しており、属名の和名をキイチゴ属という。
本種は日本固有種である。
鹿児島県の屋久島のほか愛媛県、福岡県に分布し、山地に生える。
屋久島では標高1000メートルを超える地域に多いという。
別名を屋久島苺(ヤクシマイチゴ)ともいう。
長葉紅葉苺(ナガバモミジイチゴ)や紅葉苺(モミジイチゴ)の近縁種である。
樹高は1メートルから2メートルである。
枝や葉の柄には棘がある。
葉は卵形で5つに裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の裏面は、葉脈が赤味を帯びる。
葉の質は薄く、艶はない。
開花時期は4月から5月である。
花の色は白く、花径は2センチから3センチくらいの5弁花である。
花の後にできる実は、小さい球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)がたくさん集まってできた集合果である。
結実期は5月から6月である。
実は淡い黄橙色に熟し、食べられる。
属名の Rubus はラテン語の「ruber(赤)」からきている。赤い実がなることから名づけられた。
種小名の palmatus は「手のひら状の」という意味である。
変種名の yakumontanus は「屋久島の山地に生える」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Rubus palmatus var. yakumontanus
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