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チューリップはユリ科チューリップ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方から中央アジアにかけた一帯である。
17世紀のオランダで熱狂的なブームを巻き起こした。
今日では園芸品種の数は4000種を超えるという。
ネグリタもその中の1つである。(チューリップ図鑑参照)
中生咲き(4月中旬から5月上旬)のトライアンフ系 (T:Triumph) に含まれる。
トライアンフ系というのは、一重早咲き系(SE:Single Early)と一重遅咲き系(SL:Single Late)の交配種である。
草丈は中茎(40センチから55センチ)である。
根際から生える葉は帯状である。
花の色は紅紫色である。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
写真は4月に国営昭和記念公園で撮った。
学名:Tulipa 'Negrita'

★ネグリタは親しい人への呼びかけか
 オランダ生まれの花のようだが



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チューリップはユリ科チューリップ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方から中央アジアにかけた一帯である。
17世紀のオランダで熱狂的なブームを巻き起こした。
今日では園芸品種の数は4000種を超えるという。
ヤンファンネスもその中の1つである。(チューリップ図鑑参照)
晩生咲き(4月下旬から5月)のトライアンフ系 (T:Triumph) に含まれる。
トライアンフ系というのは、一重早咲き系(SE:Single Early)と一重遅咲き系(SL:Single Late)の交配種である。
草丈は長茎(55センチから60センチ)である。
根際から生える葉は帯状である。
花の色は黄色である。
属名の Tulipa はペルシャ語の「tulipan(ターバン)」からきている。花の形が似ているということで名づけられた。
写真は4月に国営昭和記念公園で撮った。
学名:Tulipa 'Jan van Nes'

★艶やかに煌き灯し花咲かす
 ヤンファンネスは息飲むごとく



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ラヌンクルス・カウカシクスはキンポウゲ科キンポウゲ属(ラヌンクルス属)の多年草である。
ラヌンクルス属は世界に600種くらいが分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
属名の読み方は、園芸的には英語風のラナンキュラスとすることが多い。
日本にも金鳳花(キンポウゲ)などが分布し、属名の和名はキンポウゲ属という。
本種についてはほとんどデータを見つけることができず、日本では稀な花である。
原産地はコーカサス地方である。
花の様子は日本にも分布する馬の足形(ウマノアシガタ)によく似ている。
草丈は30センチから90センチくらいと思われる。
茎は直立をし、上部で枝分かれをする。
根際から生える葉は手のひら状に深く裂け、ロゼット状となる。
茎につく葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は4月から6月くらいと思われる。
茎の上部に花径2センチくらいの黄色い5弁花を数輪つける。
花弁には艶がある。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ranunculus はラテン語の「rana(蛙)」からきている。この属の水生の種が蛙の棲むような所に生えることから名づけられた。
種小名の caucasicus は「コーカサス地方の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Ranunculus caucasicus

★日本とは遠く離れたコーカサス
 どこが違うか興味が湧くね



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グレビレア・ビクトリアエはヤマモガシ科ハゴロモノキ属(グレビレア属)の常緑低木である。
グレビレア属はオーストラリア、ニュージーランド、ニューギニアに250種以上が分布する。
また、園芸品種も多い。
同属のグレビレア・ロブスタ(Grevillea robusta)の和名を羽衣の木(ハゴロモノキ)といい、属名の和名をハゴロモノキ属という。
本種の原産地はオーストラリア南東部のニューサウスウェールズ州およびビクトリア州で、山地に生える。
英名はローヤル・グレビレア(royal grevillea)である。
樹高は1メートルから4メートルくらいである。
葉は細長い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は冬から春にかけてである。
枝先にユニークな形をした花をつける。
花弁のように見えるのは総苞で、長い花柱が突きだしている。
花の色は赤ないしオレンジ色である。
花の後にできる実は堅果(皮が堅く、種と接触せずに種を包んでいる果実)である。
属名の Grevillea はイギリス人の植物収集家「グレビル(Charles Francis Greville, 1749-1809)さん」の名からきている。
種小名の victoriae は「ビクトリア女王の」という意味である。
写真は12月に夢の島熱帯植物館の温室で撮った。
学名:Grevillea victoriae

★なかなかの個性に満ちたグレビレア
 おやこの葉っぱ違っているな



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カミソニアはアカバナ科カミソニア属の一年草である。
カミソニア属は北アメリカの西海岸などに12種が分布し、海岸の砂地に生える。
マツヨイグサ属(オエノテラ属:Oenothera)の近縁種だが、茎が立ち上がらず這って伸びるところが異なる。
代表種はケイランティフォリア種(Camissonia cheiranthifolia)やミクランタ種(Camissonia micrantha)である。
撮影地のものは園芸用に交配された品種ということで種小名は表示されていなかった。
草丈は15センチから30センチくらいである。
茎は地面を這って横に広がる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
茎や葉には毛が生えている。
開花時期は4月から6月くらいである。
花径2センチから3センチくらいの黄色い花をたくさんつける。
花弁数は4枚で一日花である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Camissonia はドイツ人の植物学者「カミッソ(Adelbert von Chamisso, 1781-1838)さん」の名からきている。
写真は4月に京都府立植物園で撮った。
学名:Camissonia sp.

★華やいだ気分が好きとカミソニア
 黄花揺ら揺ら緑の季節



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