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姫舞鶴草(ヒメマイヅルソウ)はユリ科マイズルソウ属(マイアンテムム属)の多年草である。
分類体系によっては(APGIII)クサスギカズラ科とされる。
マイアンテムム属は世界に40種くらいが分布する。
ただし、これはAPGIIIでマイアンテムム属に含められたスミラキナ属(ユキザサ属:Smilacina)を含めた数である。
日本にも舞鶴草(マイヅルソウ)などが分布し、属名の和名をマイズルソウ属という。
本種は北海道から本州の中部地方にかけて分布し、亜高山に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、カムチャツカ、シベリア、北アメリカなどにも広く分布する。
草丈は10センチから20センチくらいである。
葉の形は細長い ハート形で、普通は2枚が互い違いに生える(互生)。
近縁種の舞鶴草(マイヅルソウ)に比べると葉が細長い。
また、葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある点や、葉の裏面に毛が生える点も異なる。
開花時期は5月から7月である。
茎先に疎らな総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな白い花をつける。
花被片は4枚である。
雄しべは4本、雌しべは1本である。
花の後にできる実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、秋には赤く熟する。
「舞鶴草」の名の由来は2枚の葉の葉脈の湾曲する様子を鶴が羽を広げて舞う様子に見立てたもので、小形ということで「姫」を冠したものである。
ただし、必ずしも小形とは限らないようである。
属名の Maianthemum はギリシャ語の「majos(5月)+anthemon(花)」からきている。
種小名の bifolium は「2枚の葉の」という意味である。
写真は4月に京都府立植物園の野草展で撮った。
学名:Maianthemum bifolium
★小さくも鶴舞う様に見立てられ
名に負けまいと凛として咲き

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