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栴檀(センダン)はセンダン科センダン属の落葉高木である。
本州の伊豆半島から沖縄にかけて分布し、山地の林の中や河原に生える。
また、街路樹や庭木とされる。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、ヒマラヤ、インドシナ半島、インド、南アジア、オーストラリアなどに広く分布している。
樹高は5~10メートルくらいである。
大きいものは20~30メートルにもなる。
樹皮は赤褐色で縦に割れ目がある。
葉は2-3回の奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は卵形で、縁には鈍いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
枝のつけ根の葉の脇から複数の集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紫色の小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚である。
雄しべは10本あり、濃い紫色で合着して筒状になる。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋には黄色く熟し、落葉後も木に残る。
木に残った実の様子を千珠(センダマ)にたとえたのが和名の由来である。
材は、建築材、器具材などに使用される。
ラケットや下駄、琵琶の胴などを作るのに用いるという。
また、漢方では実、樹皮、根皮が除虫剤として用いられるが、人や家畜に中毒事故が起こることもある。
古くは万葉集や徒然草などにも登場する。
俳句の季語は夏である。
属名の Melia はトネリコ属(Fraxinus)のギリシャ名からきている。葉の形が似ていることから名づけられた。
種小名の azedarach は「高貴な木」(ペルシャ語由来)という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Melia azedarach
★見上げれば葉陰にひらり花の舞い
背伸びして撮る木は天を突き

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