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浜防風(ハマボウフウ)はセリ科ハマボウフウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、サハリン、 ウスリー、オホーツク、北アメリカの太平洋岸などにも分布する。
栽培もされており、若葉は刺身のつま、若芽は酢の物などにされる。
また、根を乾燥させたものを生薬で浜防風(はまぼうふう)といい、風邪の発汗、発熱、頭痛、関節痛などに薬効がある。
草丈は5~40センチくらいである。
長い根を砂の中に伸ばし、葉を広げる。
茎の上部や花の柄、葉の柄には白い毛が密生する。
根元から生える葉には紅紫色の長い柄があり、2回3出複葉である。
3出複葉というのは1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形で、それを2回繰り返す。
葉質は厚くて少し光沢があり、小葉の縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせた花序を1個出し、花径5~6ミリの白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は長さ4ミリくらいの楕円形の分果(複数の子房からできた果実)で、軟らかい毛が密生している。
属名の Glehnia はロシアの採集家「グレン(Glehn)さん」の名からきている。
種小名の littoralis は「海浜に生える」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Glehnia littoralis
★海岸に生きる姿はかくなりと
浜防風は砂地を這って

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