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蝙蝠葛(コウモリカズラ)はツヅラフジ科コウモリカズラ属の蔓性落葉木本である。
北海道から九州にかけて分布し、山地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、シベリアなどにも分布する。
和名の由来は、葉が蝙蝠(コウモリ)の翼に似ていることからきている。
他の植物などに絡みついて伸びる。
蔓の長さは数メートルである。
茎にも葉にも毛は生えていない。
茎は紅紫色を帯びる。
葉には長い柄があり、互い違いに生える(互生)。
葉は円心形で手のひら状に浅く裂け、周りにぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は5~6月である。
雌雄異株である。
葉の脇から短い円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、淡い黄色の小花をたくさんつける。
花弁は9~10枚くらいである。
雄花には雄しべが20本あり、葯(雄しべの花粉を入れる袋)は4つに裂ける。
雌花には、雌しべの心皮が3枚あり、花柱は短い。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、青黒く熟する。
実にはアルカロイドを含み、誤食をすると神経障害や痙攣などの症状を引き起こす。
中国では、根を山豆根(さんずこん)といい、薬用とされる。
属名の Menispermum はギリシャ語の「men(月)+sperma(種子)」からきている。果実の核が半月形をしていることから名づけられた。
種小名の dauricum はシベリアの「ダフリア地方の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Menispermum dauricum
★物騒な名前だけれど勘弁な
蝙蝠葛は木漏れ日浴びて

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