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- 2012.06.18 オランダ吾亦紅(オランダワレモコウ)
- 2012.06.17 桜マンテマ(サクラマンテマ)
- 2012.06.16 ロードデンドロン・マッデニー
- 2012.06.14 草橘(クサタチバナ)
- 2012.06.12 アングレクム・スコッティアヌム
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オランダ吾亦紅(オランダワレモコウ)はバラ科ワレモコウ属の多年草である。
原産地は北アフリカ、南ヨーロッパから西アジアにかけてで、乾燥した地域に生える。
英名はサラダバーネット(salad burnet)である。
バーネットはワレモコウの仲間を指す言葉である。
葉には「胡瓜」のような香りがあり、若葉は食用とされる。
草丈は30~70センチくらいである。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は円心形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~7月くらいである。
花茎を伸ばして吾亦紅(ワレモコウ)に似た赤や緑の花を穂状につける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Sanguisorba はラテン語の「sanguis(血)+sorbere(吸収する)」からきている。根にタンニン多いので止血作用があるという評判から名づけられた。
種小名の minor は「より小さい」という意味である。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Sanguisorba minor
★花の穂は平凡だけど葉の形
変わっているよ色も鮮やか

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桜マンテマ(サクラマンテマ)はナデシコ科マンテマ属の一年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
北アフリカや、イタリアのシチリア島などに自生している。
日本へは明治時代の中期に観賞用として渡来した。
現在では逸出したものが岡山県、愛媛県、宮崎県などで野生化している。
名の由来は、「桜」のような花を咲かせるマンテマということからきている。
別名を袋マンテマ(フクロマンテマ)というが、これは萼筒の形に由来している。
学名のシレネ・ペンデュラでも流通している。
草丈は20~50センチくらいである。
茎も葉も毛に覆われている。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶はなく、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は4~7月である。
花の色はピンクで、濃淡がある。
花弁は5枚で、花弁の先はへこんでいる。
萼筒はふくらみのある円筒形で、先は5つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Silene はギリシャ神話の「シレネス(Silenes、バッカスの養父)」からきている。この属には粘液性の分泌液を出すものが多いので、これを酔って泡だらけになった様子にたとえた。
種小名の pendula は「下垂の」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の山野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Silene pendula
★海を越え渡り来たりしその地にて
名づけられしは桜マンテマ

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ロードデンドロン・マッデニーはツツジ科ツツジ属の常緑低木である。
原産地はインド、ブータン、中国などで、標高1500~2000メートルの地域に生える。
樹高は1メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~6月である。
花の色は白い。
花冠の先は5つに裂け、つけ根のほうは筒状となる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の maddenii は植民地時代のベンガル行政府にいた「マッデン(E. Madden)さんの」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Rhododendron maddenii
★独特のカーブがとても魅惑的
高山に咲くマッデニーの花

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草橘(クサタチバナ)はガガイモ科カモメヅル属の多年草である。
分類体系によってはキョウチクトウ科とされる。
本州の関東地方から四国にかけて分布し、山地の木陰に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は30~60センチくらいである。
葉は長さ5~15センチ、幅4~8センチの楕円形で柄があり、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、両面にまばらに毛がある。
開花時期は5~7月である。
茎先に出た数個の花柄に花径2センチくらいの白い花をたくさんつける。
花冠の先が深く5つに裂けて横に平に開く。
花びら(花冠の裂片)は長い楕円形をしている。
花の中央には小さな副花冠がある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
和名の由来は、花がミカン科の橘(タチバナ)に似ていることからきている。
属名の Cynanchum はギリシャ語の「cyno(犬)+anchein(殺す)」からきている。この属の1種が犬に対して害毒があると考えられていた。
種小名の ascyrifolium は「Ascyrum(オトギリソウ属)の葉に似た」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Cynanchum ascyrifolium
★橘を思わすような白い花
品よく咲かす草橘は

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アングレクム・スコッティアヌムはラン科アングレクム属の多年草である。
属名の読み方は「アングレカム」とするものもある。
原産地はコモロ諸島である。
コモロ諸島はアフリカ大陸とマダガスカル島の間にあり、フランスが統治している。
本種は標高350~600メートルの地域に分布する着生種である。
草丈は30センチから50センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
自生地での開花時期は4~9月くらいである。
花径5センチくらいの白い花を2~3輪つけ、1輪ずつ開花させる。
唇弁は上部にある。
長さ12センチから15センチくらいの細長い距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)が垂れ下がる。
属名の Angraecum はマレー語の「angurek(着生植物)」からきている。
種小名の scottianum は19世紀のイギリスの蘭愛好家「スコット(R. Scott)さんの」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Angraecum scottianum
★この花もやっぱり虫を呼ぶのかな
アングレクムの仲間に出合い

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