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- 2013.06.01 丘立波草(オカタツナミソウ)
- 2012.06.23 浜防風(ハマボウフウ)
- 2012.06.22 グリーンサントリナ
- 2012.06.21 木天蓼(マタタビ)
- 2012.06.20 ベルエトワール
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丘立波草(オカタツナミソウ)はシソ科タツナミソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の太平洋側と四国に分布し、丘陵地の林の縁などに生える。
草丈は10センチから40センチくらいである。
茎は直立をし、下向きの毛が生える。
葉は三角状の卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、両面に毛が生える。
葉の裏面には腺点(蜜を出す孔)がある。
開花時期は5月から6月である。
茎先に短い穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、青紫色をした唇形の花をつける。
花序は立波草(タツナミソウ)よりも短い。
花の色は白いものもある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
「立浪草」の名は、一方向に立ち並ぶ花の様子を、押し寄せる波頭に見立てたものである。
和名は丘陵地に多いことからつけられた。
属名の Scutellaria はギリシャ語の「scutella(小皿)」に由来する。花のつけ根の萼に円い附属物があることから名づけられた。
種小名の brachyspica は「短い穂状の」という意味である。
写真は5月に日比谷公園の野草展(むさしの山草会)で撮った。
学名:Scutellaria brachyspica
★いろいろなタイプがあるね立波草
葉っぱを見たり花比べたり

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浜防風(ハマボウフウ)はセリ科ハマボウフウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から沖縄にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、サハリン、 ウスリー、オホーツク、北アメリカの太平洋岸などにも分布する。
栽培もされており、若葉は刺身のつま、若芽は酢の物などにされる。
また、根を乾燥させたものを生薬で浜防風(はまぼうふう)といい、風邪の発汗、発熱、頭痛、関節痛などに薬効がある。
草丈は5~40センチくらいである。
長い根を砂の中に伸ばし、葉を広げる。
茎の上部や花の柄、葉の柄には白い毛が密生する。
根元から生える葉には紅紫色の長い柄があり、2回3出複葉である。
3出複葉というのは1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形で、それを2回繰り返す。
葉質は厚くて少し光沢があり、小葉の縁には不揃いのぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせた花序を1個出し、花径5~6ミリの白い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実は長さ4ミリくらいの楕円形の分果(複数の子房からできた果実)で、軟らかい毛が密生している。
属名の Glehnia はロシアの採集家「グレン(Glehn)さん」の名からきている。
種小名の littoralis は「海浜に生える」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Glehnia littoralis
★海岸に生きる姿はかくなりと
浜防風は砂地を這って

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グリーンサントリナ(green santolina)はキク科サントリナ属の多年草(常緑小低木)である。
原産地は地中海沿岸地方である。
葉の色が銀色のものをサントリナという。
和名は綿杉菊(ワタスギギク:Santolina chamaecyparissus)である。
これに対して、本種の葉の色は緑色である。
草丈は20~50センチくらいである。
茎は木質化する。
葉は細かく羽状に裂け、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5~7月である。
花径15~20ミリくらいの筒状花のみからなる黄色い球形の花(頭花)をつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
全草に香りがあり、防虫剤やポプリとして利用される。
属名の Santolina はギリシア語の「sanctum(聖なる)+linum(亜麻)」からきている。
種小名の virens は「緑色の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Santolina virens(=Santolina viridis)
★真ん丸な花が何やら可愛くて
笑みがこぼれる自然の不思議

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木天蓼(マタタビ)はマタタビ科マタタビ属の落葉蔓性木本である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地でほかの木に絡みついて伸びる。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリンにも分布している。
蔓の長さは2~5メートルくらいである。
葉は卵形ないし楕円形で長い柄があり、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には棘状の小さなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期になると、茎先の葉に白色のものが交じるのが特徴である。
開花時期は6~7月である。
雌雄異株である。
雄株には、たくさんの雄しべと退化した雌しべのある花が咲く。
雌株には、雌しべだけの花と両性花が咲く。
花径15ミリくらいの白い小さな花をつける。
花びらは普通は5枚である。
葯(雄しべの花粉を入れる袋)の色は黄色い。
雌しべは花柱が線形で、先が放射状に裂ける。
花の後にできる実は長い楕円形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、長さは15~20ミリくらいである。
10月ころ黄緑色に熟する。
未熟な実は果実酒とされ、完熟した実は生食ができる。
また、若い芽や茎は山菜として利用される。
蔓は編み物の材料となる。
和名の由来は、「疲れた旅人がこの実を食べたところ、また旅が続けられた」というところからきている。
属名の Actinidia はギリシャ語の「aktis(放射線)」からきている。柱頭が放射状に並ぶことから名づけられた。
種小名の polygama は「完全花と単性花とがある」という意味である。
写真は6月に山形市野草園で撮った。
学名:Actinidia polygama
★虫たちにアピールするや白い葉の
花咲くごとく彩り見せて

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西洋梅花空木(セイヨウバイカウツギ:Philadelphus grandiflorus)はユキノシタ科バイカウツギ属の落葉低木である。
アジサイ科に分類される場合もある。
原産地は北アメリカである。
また、この名称はヨーロッパで作出された「梅花空木」の総称としても用いられる。
ベルエトワール(Belle Etoile)もそうした園芸品種の1つである。
フランス語で「美しい星」という意味である。
特徴は淡いクリーム色の花弁の真ん中に淡い紅色の目(ブロッチ)が入ることである。
ここから日の丸梅花空木(ヒノマルバイカウツギ)という流通名も用いられている。
数種類の交配をへて作出されたという。
樹高は1~2メートルくらいである。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~6月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、数個の白い4弁花をつける。
花径は5~6センチの大輪で、オレンジの花のようなよい香りがする。
英名はモックオレンジ(mock orange)である。
「オレンジ擬き」という意味である。
属名の Philadelphus はエジプト王「プトレマイオス2世フィラデルフォス(Ptolemy Ⅱ Philadelphus)」の名からきている。
種小名の lemoinei はフランス人の園芸家「ルモアン(V. Lemoine)さんの」という意味である。
写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Philadelphus x lemoinei 'Belle Etoile'
★爽やかな香りとともに花開く
花の芯には紅のブロッチ

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