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ゲラニウム・オリエンタリチベチクムはフウロソウ科フウロソウ属(ゲラニウム属)の多年草である。
フウロソウ属はユーラシア大陸や北アメリカ大陸などに450種くらいが分布する。
外国産のものや園芸品種などはゲラニウムの名称で呼ばれる。
ゼラニウムとする場合もあるが、この名称はテンジクアオイ属(Pelargonium)にも用いられるのでちょっと紛らわしいことになる。
本種の原産地は中国の四川省西部などである。
草丈は15~30センチくらいである。
這うようにカーペット状に広がる。
葉は手のひら状に5つから7つに深く切れ込み、向かい合って生える(対生)。
葉に黄斑が入るものもある。
開花時期は5~7月くらいである。
茎先に数輪の5弁花を横向きにつける。
花径は3センチくらいで、花の色は紅紫色である。
花の後にできる実は長さ25ミリくらいのさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、短い圧毛(茎や葉に密着して寝た毛)が生える。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」からきている。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の orientalitibeticum は「東方のチベットの」という意味である。
写真は6月に札幌市の百合が原公園で撮った。
学名:Geranium orientalitibeticum
★チベットで見られるらしいゲラニウム
背丈は低く花は大きく

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