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植物図鑑ブログ

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ゲラニウム・ヒマライエンセはフウロソウ科フウロソウ属(ゲラニウム属)の多年草である。
フウロソウ属はユーラシア大陸や北アメリカ大陸などに450種くらいが分布する。
外国産のものや園芸品種などはゲラニウムの名称で呼ばれる。
ゼラニウムとする場合もあるが、この名称はテンジクアオイ属(Pelargonium)にも用いられるのでちょっと紛らわしいことになる。
本種の原産地はヒマラヤである。
中国の南西部からネパール、インド、アフガニスタンにかけて分布し、標高2100~4300メートルの草地や森の中に生える。
古くからイギリスなどで品種改良が行われ、いくつかの園芸品種がある。
別名をゲラニウム・グランディフロルムという。
英名はヒマラヤン・クレーンズビル(Himalayan cranesbill)である。
クレーンズビルはゲラニウムの仲間のことである。
草丈は30~40センチくらいである。
葉は手のひら状に切れ込み、向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~8月くらいである。
茎先に数輪の5弁花を横向きないし下向きにつける。
花径は4~5センチで、花の色はライトブルーである。
園芸品種には花の色が白いものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Geranium はギリシャ語の「geranos(鶴)」からきている。長いくちばしのような果実を鶴のくちばしにたとえたものである。
種小名の himalayense は「ヒマラヤ山脈の」という意味である。
写真は6月に北海道上川町の大雪森のガーデンで撮った。
特に表示はなかったが選抜種のグラベティ(Gravetye)と思われる。
学名:Geranium himalayense(syn. Geranium grandiflorum)

★ヒマラヤで生まれ育ったゲラニウム
 イングランドで選抜されて




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