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一つ葉金雀枝(ヒトツバエニシダ)はマメ科ヒトツバエニシダ属(ゲニスタ属)の落葉低木である。
ゲニスタ属はヨーロッパから西アジアにかけて150種くらいが分布する。
属名の和名は本種の名をとってヒトツバエニシダ属という。
本種もヨーロッパから西アジアにかけて分布し、起伏の多い牧草地や道端に生える。
和名の由来は、金雀枝(エニシダ)が3出複葉なのに対して単葉であることからつけられた。
金雀枝(エニシダ)の名はスペイン語のイニエスタ(hiniesta)の転訛したものと言われる。
英名はダイヤースグリーンウィード(dyer's greenweed)である。
ダイヤーは「染物屋」のことであり、ウィードは「雑草」のことである。
地上部を黄緑色染料に用いる。
樹高は30~180センチくらいである。
匍匐して広がる。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~8月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、黄色くて小さい蝶形の花をつける。
花径は15ミリくらいである。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
全草と種子が利尿、強心薬とされる。
属名の Genista はラテン語の「genista(小低木)」からきている。
種小名の tinctoria は「染色用の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Genista tinctoria
★マメ科でも違っているよこの葉っぱ
あっさりしてる一つ葉金雀枝

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