×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
川原柴胡(カワラサイコ)はバラ科キジムシロ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、日当たりのよい河原や海岸の砂地などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、アムール地方、ウスリー地方などにも分布する。
草丈は30~70センチくらいである。
茎は根元から枝分かれをして、四方にひろがる。
茎は赤味を帯びており、長い毛に被われている。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉が13~27枚くらいで1枚の葉となる。
小葉の形は倒披針形で、羽状にさらに深く裂け、先は鋭く尖っている。
小葉と小葉の間に付属の小葉片があるのが特徴である。
開花時期は6~10月である。
茎先で枝分かれをして、花径10~15ミリくらいの黄色い小さな花を次々に開く。
花弁は5枚である。
萼の背面は緑色で、毛が生えてい。
近縁種の広葉の川原柴胡(カワラサイコ)の萼の背面は白い毛で被われ、葉に小葉片はない。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、川原に生える柴胡(サイコ)の意味である。
ただし、生薬の柴胡(さいこ)の原料となる三島柴胡(ミシマサイコ)はセリ科で、系統的には異なっている。
属名の Potentilla はラテン語の「potens(強力)」の縮小形である。同属の1種に強い薬効があったのでつけられた名である。
種小名の chinensis は「中国の」という意味である。
写真は7月に国営ひたち海浜公園で撮った。
学名:Potentilla chinensis
★さらさらと乾く砂地に根を下ろし
川原柴胡は花を開いて

にほんブログ村
花図鑑
植物図鑑
|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
PR
この記事へのコメント
カウンター
カレンダー
09 | 2025/10 | 11 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
楽天
カテゴリー
最新記事
(11/06)
(11/01)
(06/28)
(06/07)
(01/30)
(01/27)
(10/19)
(10/18)
(10/17)
(10/15)
最新トラックバック
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(09/01)
(09/02)
(09/03)
(09/04)
(09/05)
(09/06)
(09/07)
(09/08)
(09/09)
(09/10)