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紫蘇葉黄菫(シソバキスミレ)はスミレ科スミレ属(ビオラ属)の多年草である。
ビオラ属は世界には500~600種が分布する。
また、多くの園芸品種が作出されている。
日本にも菫(スミレ)などが生育するので、属名の和名はスミレ属という。
本種は日本固有種である。
北海道の夕張岳にのみ分布し、高山の蛇紋岩の砂礫地に生える。
環境省のレッドリスト(2012)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
2007年版までは絶滅危惧IA類(CR)とされていた。
草丈は5センチくらいである。
有茎種である。
葉は円形で分厚く、深い緑色で艶がある。
葉の裏面は、暗い紅紫色をしている。
葉の先は短く尖り、縁には波状の鋸歯がある
開花時期は6~7月である。
茎先につく花の色は黄色で、花径は15ミリくらいである。
側弁には疎らに毛が生える。
唇弁には紅紫色の筋が入る。
花弁の裏側は紅紫色を帯びるものが多い。
距は小さくて目立たない。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Viola はラテン語の「viola(菫)」からきている。
種小名の yubariana は「夕張岳の」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名: Viola yubariana
★もう少し元気な姿撮りたいな
愛らしいよね紫蘇葉黄菫

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