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植物図鑑ブログ

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蝦夷葱(エゾネギ)

蝦夷葱(エゾネギ)はユリ科ネギ属の多年草である。
分類体系によってはネギ科とされる。
北海道から本州の東北地方北部にかけて分布し、山地の草原や海岸の礫地に生える。
海外では、北半球に広く分布する。
栽培の歴史は2000年以上に及ぶという。
英名はチャイブ(chives)である。
フランス語名のシブレット(ciboulette)の名でも知られる。
草丈は20~40センチくらいである。
根際から生える葉は円筒形で、中空である。
開花時期は5~7月である。
茎先につく花は初めは苞に包まれているが、やがて開いて半球形となる。
花は淡い紅紫色で、鐘状に半開する。
花被片は6枚である。
長さは1センチくらいで先は長く尖り、縦に濃い色の筋が入る。
雄しべは6本で、花被片よりもずっと短い。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
鱗茎と若い葉が食用にされる。
花が咲くと葉が固くなり味が落ちるので、花を見る観賞用と食用とに分けたほうがいい。
別名を西洋浅葱(セイヨウアサツキ)ともいう。
分類上は浅葱(アサツキ)の基本種とされている。
属名の Allium はニンニクの古いラテン名である。
種小名の schoenoprasum は「ノグサ属(Schoenus)のようなニラ」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Allium schoenoprasum


★ほんのりと赤みをさした花咲かせ
 チャイブの手毬何処へ弾む


蝦夷葱(エゾネギ)

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