×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
蝦夷九蓋草(エゾクガイソウ)はゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草である。
分類体系によってはオオバコ科とされる。
北海道に分布し、低地や山地の草地、林の縁などに生える。
海外では、サハリンにも分布する。
九蓋草(クガイソウ)の近縁種だが、大形で葉の脇から花穂をいくつも伸ばすなどの違いがある。
草丈は1~2メートルである。
葉は披針形で柄がなく、5~10枚の葉を数段輪生させる。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を穂状に出し、小さな紫色の花をたくさんつける。
花は下から上へと咲き上る。
花冠は長さ8ミリくらいの筒状で、先は浅く4つに裂ける。
雄しべは2本で花の外に飛び出す。
萼片は5枚である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Veronicastrum はラテン語の「Veronica(クワガタソウ属)+astrum(似ている)」からきている。
種小名の sachalinense は「サハリンの」という意味である。
写真は7月に北大植物園で撮った。
学名:Veronicastrum sachalinense
★見上げねば花穂も見えぬ大きさに
これが野生と逃げ出しそうに
花図鑑
植物図鑑

PR
この記事へのコメント
この記事へのトラックバック
トラックバックURL:
カウンター
カレンダー
02 | 2025/03 | 04 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |
楽天
カテゴリー
最新記事
(11/06)
(11/01)
(06/28)
(06/07)
(01/30)
(01/27)
(10/19)
(10/18)
(10/17)
(10/15)
最新トラックバック
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(09/01)
(09/02)
(09/03)
(09/04)
(09/05)
(09/06)
(09/07)
(09/08)
(09/09)
(09/10)