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植物図鑑ブログ

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アナファリス・トリプリネルビスはキク科ヤマハハコ属の多年草である。
ヒマラヤ山脈の固有種である。
中国の南西部からアフガニスタンにかけて分布し、高山の岩礫地に生える。
草丈は40~60センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉には灰白色の軟毛が生える。
開花時期は7~8月である。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い苞に包まれた黄色い花(頭花)をつける。
頭花には舌状花はなく、筒状花だけからなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Anaphalis はギリシャ語の「Gnaphalium(ハハコグサ)」からきている。語中の文字を並べ替えて作った。
種小名の triplinervis は「3つの脈のある」という意味である。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Anaphalis triplinervis

★ヒマラヤの岩場に生える山母子
 花は大きく色鮮やかに




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紫木綿蔓(ムラサキモメンヅル)はマメ科ゲンゲ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地から高山の砂礫地や石灰岩地に生える。
海外では、朝鮮半島、中国の東北部、モンゴル、アリューシャン列島、北アメリカなどにも分布する。
別名を満州木綿蔓(マンシュウモメンヅル)という。
草丈は20~60センチくらいである。
根は太い木質で、地中に深く入っている。
根には根粒菌をもつ。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は長い楕円形で、5~10対で1組になる。
葉の先は尖らず、裏面に疎らに毛が生える。
開花時期は7~8月である。
蓮華草(レンゲソウ)に似た紫色の花をつける。
花は紫色で総状に上向きに咲く。
花の後にできる実は袋状の豆果(莢の中に種子が入るもの)で、上向きにつく。
黒褐色をした向きの伏毛が表面にある。
「木綿蔓」の名は、根が繊維状に裂けて木綿に似ていることからきている。
紫色の花を咲かせる木綿蔓である。
属名の Astragalus はギリシャ語の「astragalos(距骨)」からきている。距骨はかかとの上側の短い骨のことで、これがゲンゲ属の名にも用いられた。
種小名の adsurgens は「だんだんに立ち上がる」という意味である。
写真は7月に箱根湿生花園で撮った。

学名:Astragalus adsurgens

★しっかりと大地の恵み感じ取り
 根を張り生きる逞しき花




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瑠璃柳(ルリヤナギ)はナス科ナス属の常緑低木である。
原産地は南アメリカである。
日本へは江戸時代に琉球を経由して渡来した。
ここから琉球柳(リュウキュウヤナギ)の別名もある。
和名の由来は、葉が柳に似ていて瑠璃色の花をつけることからきている。
日本各地で観賞用に植えられている。
また、関東以西の暖地で野生化している。
樹高は1~2メートルである。
地下茎で増える。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉は両面ともに白っぽい緑色をしている。
開花時期は7~9月である。
葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、花径2~3センチの紫色の花をつける。
花冠は鐘状で先が5つに裂ける。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、紫黒色に熟する。
ただし、暖地でないと結実しない。
属名の Solanum はラテン語の「solamen(安静)」からきているという説がある。
種小名の glaucophyllum は「灰緑色の葉の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Solanum glaucophyllum

★俯いた花は優しい瑠璃柳
 南の地から伝わり来たる




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紫鵯花(ムラサキヒヨドリバナ)はキク科ヒヨドリバナ属(エウトロキウム属)の多年草である。
原産地は北アメリカの北西部や東部で、カナダやアメリカ合衆国のニューイングランドなどに分布する。
英名はスイートジョーパイ(Sweet Joe Pye)である。
英名の由来は、この花で入植者の発疹チフスを治したネイティブ・アメリカンの名からきている。
草丈は60~200センチくらいである。
全草にリンゴのような甘い香りがある。
茎は直立をする。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉は紫色を帯びる。
開花時期は7~9月である。
小さな頭花がたくさん集まって径が20センチもある散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)をつくる。
花の色は淡い紅紫色である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
乾燥させた根茎には解熱、利尿、強壮などの薬効がある。
属名の Eupatorium は小アジアのポントス王「ミトリダテス6世エウパトル(Mithridates VI Eupator, BC132-BC63)」の名からきている。この属のある植物を薬用にしたことから名づけられた。
種小名の purpureum は「紫色の」という意味である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Eupatorium purpureum(syn. Eutrochium purpureum)

★大きくて見上げる位置にこんもりと
 花咲く様に威圧を受けて




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ハブランツスはヒガンバナ科ハブランツス属の多年草である。
読み方は「ハブランサス」とするものもある。
同属の原産地は中南アメリカで、12種くらいが分布する球根植物である。
タマスダレ属(Zephyranthes)の近縁種である。
草丈は15~40センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は6~9月くらいである。
雨が降ると2~3日後に花が咲くという不思議な習性がある。
このような習性から英名はレインリリー(rain lilies)という。
思い出したように咲くので、うっかりすると見逃してしまうという。
花茎を一気に伸ばし、花径5センチくらいの玉簾(タマスダレ)に似た花を横向きにつける。
玉簾(タマスダレ)は花を上向きにつけるのが異なる点である。
花被片は6枚である。
花の色は桃色や淡い桃色などが一般的だが、黄色のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Habranthus はギリシャ語の「habros(優雅な)+anthos(花)」 からきている。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Habranthus spp.

★調べればそんな花かと合点ゆく
 ひょろり伸ばした茎が不思議で




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