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アメリカ有田草(アメリカアリタソウ)はアカザ科アカザ属の一年草である。
分類体系によってはヒユ科とされる。
原産地はメキシコである。
生薬名をヘノポジ草といい、回虫駆除用の薬草とされたこともある。
現在では野生化し、本州の関東地方から九州にかけて道端や荒れ地に帰化している。
草丈は30~90センチくらいである。
茎は直立し、上部で枝分かれをする。
茎には毛が生えている。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には深いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の裏面には黄色の腺点(蜜を出す孔)がある。
茎に下部につく葉には浅い切れ込みがある。
開花時期は7~11月くらいである。
茎先に細長い穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、緑色の小さな花をたくさんつける。
花弁はない。
萼片が5枚である。
雄しべは5本で、萼片よりも長い。
雌しべの花柱は1本である。
全草に特有のにおいがある。
花の後にできる実は胞果(薄皮のような果皮の中に種子が1個入っているもの)である。
なお、「有田草」の名はかつて薬草として栽培された佐賀県の有田に因む。
属名の Chenopodium はギリシャ語の「chen(ガチョウ)+podion(小さい足)」からきている。葉の形から名づけられた。
種小名の ambrosioides は「キク科のブタグサ属(Ambrosia)に似た」という意味である。
変種名の anthelminticum は「駆虫の」という意味である。
写真は8月に小石川植物園で撮った。
下の写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Chenopodium ambrosioides var. anthelminticum
★紐解けば由来かれこれあろうとも
今は雑草腕組み眺め
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