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三つ葉蔓荊(ミツバハマゴウ)はクマツヅラ科ハマゴウ属の常緑低木である。
九州の南部から沖縄にかけて分布し、やや湿った林の縁に生える。
海外では、中国、フィリピン、東南アジア、インド、ミクロネシア、オセアニア、東アフリカなどに広く分布する。
近縁種の蔓荊(ハマゴウ)が単葉なのに対し、本種は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)なのが特徴である。
樹高は1メートルから5メートルくらいである。
枝には綿毛が密生する。
葉は3出複葉で、向かい合って生える(対生)。
小葉の形は卵形である。
葉の裏面は灰白色を帯び、綿毛が生える。
開花時期は8月から9月である。
枝先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、青紫色をした唇形の花をたくさんつける。
一日花である。
実を乾燥させたものを生薬で蔓荊子(まんけいし)といい、滋養強壮、解熱、消炎などの薬効がある。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Vitex trifolia
★名前だけ聞いていたけどこの花か
いっぱい咲いた三つ葉蔓荊
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