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雌藪苧麻(メヤブマオ)はイラクサ科カラムシ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、低山の林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布している。
草丈は100~150センチくらいである。
葉は卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は薄く、先は3つに裂けることが多い。
葉の縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、両面に短い毛がたくさん生える。
開花時期は8~10月である。
雌雄同株である。
葉の脇から穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白いブラシのような小さな花をびっしりとつける。
雄花序は茎の先につく。
雌花は茎の中間につく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、藪苧麻(ヤブマオ)と似ているが全体に弱々しく見えるところからきている。
属名の Boehmeria は18世紀のドイツの植物学者「ボーマー(G. R. Boehmer)さん」の名からきている。
種小名の platanifolia は「スズカケノキ属(Platanus)のような葉の」という意味である。
写真は9月に目黒の国立科学博物館附属自然教育園で撮った。
学名:Boehmeria platanifolia
★びっしりと花つけ伸びる花の穂も
どこか寂しき雌藪苧麻か

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