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ロスコエア・カウトレオイデスはショウガ科ロスコエア属の多年草である。
ロスコエア属は中国南西部からヒマラヤにかけて15種くらいが分布する。
この属の植物はまるでランの仲間のように見えることで知られる。
本種は中国の雲南省、四川省に分布し、標高2100メートルから3500メートルの草地や林の中に生える。
中国名は早花象牙参という。
草丈は15センチから50センチくらいである。
根際から生える葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は6月から8月である。
茎先に淡い黄色の花を数輪つける。
花の色は紫色や白のものもある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Roscoea はリバプール植物園の創設者で収集家だった「ロスコー(William Roscoe, 1753-1831)さん」の名からきている。
種小名の cautleoides は「cautle(?)+oides(のような)」という組合せなので調査中である。
写真は4月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Roscoea cautleoides
★雲南の夏の草地に咲くという
きれいな姿に思わず見とれ

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裏白父子草(ウラジロチチコグサ)はキク科ウスベニチチコグサ属(ガモカエタ属)の一年草ないし越年草である。
従来はハハコグサ属(Gnaphalium)にまとめられていたが、近年はウスベニチチコグサ属(ガモカエタ属)に分類される傾向にある。
ガモカエタ属は南北アメリカを中心に50種くらいが分布する。
同属のガモカエタ・プルプレア(Gamochaeta purpurea)に薄紅父子草(ウスベニチチコグサ)の和名があり、属名の和名もウスベニチチコグサ属という。
本種の原産地は南アメリカである。
日本へは1970年代に渡来した。
現在では、本州から九州にかけて野生化し、道ばたや空き地、芝生などに生える。
国立環境研究所の「侵入生物データベース」にも登録されている。
草丈は20センチから30センチくらいである。
根際から生える葉はへら形で、ロゼット状となる。
葉の表面は緑色、裏面は綿毛が密生して白い。
茎につく葉は披針形(笹の葉のような形)で数は少なく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は4月から6月である。
茎先に紫褐色をした壺形の花(頭花)を穂状につける。
花の後にできる実はそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)で白い冠毛がある。
属名の Gamochaeta はギリシャ語の「gam(結合した)+chaet(剛毛)」からきている。
種小名の coarctata は「密集した」という意味である。
写真は6月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Gamochaeta coarctata(syn. Gnaphalium spicatum)
★どんどんと数を増やしているようだ
春の葉っぱは可愛いけれど

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ペラルゴニウム・クエルキフォリウムはフウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)の多年草(亜低木)である。
ペラルゴニウム属は南アフリカなどに200種くらいが分布する。
また、数千にのぼる園芸品種が作出されている。
同属のペラルゴニウム・インクイナンス(Pelargonium inquinans)に天竺葵(テンジクアオイ)の和名があり、属名の和名はテンジクアオイ属という。
ペラルゴニウム・クエルキフォリウムの原産地は南アフリカである。
英名はオークリーフゼラニウム(oakleaf geranium)という。
南アフリカのレッドリストでは軽度懸念(LC)に選定されている。
フェアエレンゼラニウム(Fair Ellen geranium)はその園芸品種である。
草丈は30センチから60センチくらいである。
全草に芳香があり、軟毛と腺毛(粘着物質を出す毛)が混生する。
葉は手のひら状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
フェアエレンの葉には暗いブロッチが入り、アーモンドの香りがするのが特徴である。
そのためアーモンドゼラニウム(almond geranium)の英名がつけられている。
日本での開花時期は5月から7月くらいである。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、花径20ミリから25ミリくらいの淡い紅色をした花をつける。
花弁は5枚で、上の2枚と下の3枚の大きさや形が違う。
また、上の2枚には暗い紅色の斑が入る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
花、葉、茎は香料や化粧品として利用されている。
属名の Pelargonium はギリシャ語の「pelargos(コウノトリ)」からきている。実の形がコウノトリのくちばしに似ることから名づけられた。
種小名の quercifolium は「コナラ属(Quercus)のような葉の」という意味である。
園芸品種名の Fair Ellen は「フェアなエレン(女性名)」といった意味合いである。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Pelargonium quercifolium 'Fair Ellen'
★香り良きペラルゴニウムに鼻寄せつ
思いを馳せる南アフリカ

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フレンチラベンダー(French lavender)はシソ科ラバンデュラ属の常緑小低木である。
ラバンデュラ属は地中海沿岸地方を中心に40種くらいが分布する。
また、新たにさまざまな栽培品種が作出されている。
フレンチラベンダーの原産地も地中海沿岸地方である。
マール(Merle)はその栽培品種である。
卵形の花穂の先つく花弁状の苞が大きく広がり、園芸的に人気がある。
また、丈夫で育てやすく、寒さにも強い。
樹高は50センチから70センチくらいである。
葉は羽状に切れ込み、灰色を帯びる。
開花時期は5月から8月くらいである。
花の色は青紫色で、花穂の長さは5センチくらいである。
花冠は唇形で、上唇が2つ、下唇が3つに裂ける。
属名の Lavandula はラテン語の「lavare(洗う)」からきている。ローマ時代に入浴時の香水として使われていたことから名づけられた。
種小名の stoechas はギリシャ語でフレンチラベンダーを指す古語からきている。
園芸品種名の Merle は人名由来と思われる。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Lavandula stoechas 'Merle'
★青色の濃さが個性を見せて咲く
マールの花はお伽の世界

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ピットスポルム・ヘテロフィルムはトベラ科トベラ属(ピットスポルム属)の常緑低木である。
ピットスポルム属は東アジアからアフリカにかけて200種くらいが分布する。
日本にも海桐(トベラ)などが分布し、属名の和名をトベラ属という。
本種の原産地は中国である。
四川省、雲南省、チベット自治区に分布し、標高1900メートルから3000メートルの山の斜面や谷間などに生える。
中国名は昇叶海桐である。
英名はチャイニーズピットスポラム(Chinese pittosporum)という。
樹高は1メートルから3メートルくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、枝先付近に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖らず、縁にぎざぎざはない(全縁)。
葉の質は厚く艶がある。
開花時期は5月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、花径1センチくらいの黄白色の5弁花をつける。
花は柑橘系のよい香りがする。
花の後につく実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Pittosporum はギリシャ語の「pitta(黒いねばねばした)+spora(種子)」からきている。種子が真っ黒で艶があり粘着性のあることから名づけられた。
種小名の heterophyllum は「いろいろの形の葉の」という意味である。
花の写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Pittosporum heterophyllum
★雲南の地に咲く海桐芳しく
春の喜び伝うがごとく

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