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小真弓(コマユミ)はニシシギ科ニシシギ属の落葉低木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、丘陵地や山地の林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、サハリン、ウスリーなどにも分布する。
樹高は1~3メートルである。
分類上は、錦木(ニシキギ)の品種の1つとされている。
違いは、本種には枝にコルク質の翼がないことである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い緑色の小さな花をいくつかつける。
花径は6~8ミリくらいである。
花弁は4枚、雄しべは4本、雌しべは1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
熟すと縦に裂けて開き、朱色の仮種皮に包まれた種子をぶら下げる。
属名の Euonymus はギリシャ語の「eu(良)+onoma(名)」からきている。評判のいいといった意味合いである。
種小名の alatus は「翼のある」という意味である。
品種名の striatus は「溝のある」という意味である。
写真は10月に北大植物園で撮った。
花の写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Euonymus alatus f. striatus
★錦木と違いは別にないという
小真弓の花じろりと睨み
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